北川克郎外務省欧州局長

2026年5月29日・第221回国会 衆議院 外務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 25 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 174 発言)

お答え申し上げます。

ただいま委員の方から、欧州諸国は、ルールですとかメッセージ性ですとか、そういったいろいろな部分で日本と協力をする上で重要なパートナーという御指摘がございましたけれども、先ほど私が申し上げました日本の自由で開かれたインド太平洋、FOIPとの親和性につきましても、少し敷衍して申し上げたいと思います。

進化したFOIPにおきましては、FOIP提唱以来の中核的な理念であります自由、開放性、包摂性、多様性、法の支配、こういったものを堅持しながら、昨今のより厳しさを増す国際情勢を踏まえて、地域の国々の自律性、強靱性を高めて、同盟国、同志国と連携をして、域内各国が必要とする具体的な協力を行うことにより、地域全体として共に強く豊かになることを目指しております。

こういった点で、EUは、二〇二一年にインド太平洋戦略を策定し、公表いたしまして、その中で、インド太平洋の状況が欧州の安全保障及び繁栄に直接の影響を及ぼし得る、この地域への関心、関与を強化する、こういった方針を明らかにしております。

このように、今、国際社会が激動して、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分となっている中で、インド太平洋地域において、このように基本的な価値を共有し、信頼できるパートナーとして国際社会の課題に共に取り組む欧州諸国、機関がプレゼンスを強めることは、FOIPの実現にもつながるものであると考えております。

こういった観点も踏まえて、欧州諸国、機関との間で幅広い分野における対話と連携を強化していきたいと考えております。

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