松田学 (参政党)

2025年11月28日・第219回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 83 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 109 発言)

ここから先は、少しこの拉致問題や北朝鮮との関係もなきにしもあらずと思うのがロシアの問題だと思っております。ロシアとの関係について外務大臣にお尋ねしたいと思います。

我々参政党は、多分、国政政党の中で唯一、今世界の潮流になりつつある反グローバリズムの立場に立つ政党でありまして、ウクライナ戦争についても一般とは少し違う見方も持っております。この戦争は、とにかくプーチン大統領の領土的野心による暴虐な侵略とされておりますし、確かにその面はあるんですが、戦争というのはそんな単純な図式で割り切れるものじゃないんじゃないかと、このように言いますと、私どもはロシア派だとかプーチン派だとか批判されるんですが、我々はあくまで日本派であるということで、もう少し距離を置いてこの問題を見た方がいいんじゃないかということを言ってきたところであります。

ロシアを正当化するつもりも全くありませんが、ここで誤解を恐れずに、世界の有識者がいろいろ指摘している点について申し上げますと、この戦争は元々、NATOの東方拡大でありますとか、あるいはグローバリズム勢力が、あれですね、挑発したと、ロシアをですね、それも大きな原因だという指摘もあちこちからなされているところであります。ウクライナ戦争をめぐり、日本は経済制裁などを率先してやりましてロシアをすっかり敵国に回しているわけですが、ただ、日本はロシアのすぐ近隣の国でありますし、北方領土問題もあります。資源、エネルギーの豊富なロシアを近隣諸国とする日本には、様々な面でロシアとの協力関係が国益であるという独自の立場もあろうと思います。

また、世界を見回しましても、対ロ経済制裁に参加していない国もありますし、また、ロシアを主要国とするBRICSですね、これに次々に大国が参加して、G7とは異なるBRICS秩序も形成されると。その契機になったのがウクライナ戦争ですし、この戦争を契機に、我が国にとって非常に懸念されるのが、ロシア、中国、北朝鮮が緊密化していると。核保有三兄弟という言葉もありますが、これも非常に大きな脅威になっているのではないかと思います。

そして、ロシアからのいろいろな協力で北朝鮮のミサイルの脅威も増しているんじゃないかという世界の大きな秩序の変動について外務大臣の所見も伺いたいと思いますし、その上で、これまで北朝鮮は、自国が経済的な苦境に陥るたびに日本やアメリカとの対話の姿勢を示してきたと。五人の拉致被害者の帰国が実現した二〇〇二年の当時も北朝鮮はひどい大飢饉だったと。

現在、ロシアと緊密化した北朝鮮は大変強気になっているんじゃないかなというふうにも想像されますが、そういった中で、これまでロシアを敵に回したことは日本の外交にとってどうだったのか、いろいろバランスも取らなければいけないと思いますし、また、故安倍元首相もプーチン大統領との間で北朝鮮の問題を取り上げて、その拉致問題の解決が不可欠であると、また、プーチン大統領がこの安倍元総理の発言に対して身を乗り出して聞いていたという話もあります。

そういった点も踏まえて、この対ロシアの関係、そして、手段を選ばないとか、国際的な中で今北朝鮮に一番影響力の強いロシアというカード、これをどういうふうに考えるか、外務大臣のお考えを聞かせていただければと思います。

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