ちょっと委員の御質問、様々な部分が含まれていたと思いますので、取りあえず一般的な考え方を申し上げさせていただきたいと思いますけれども。
まず、中立金利がどれくらいかということは浅田先生ともこの場でも何度か議論させていただきましたが、かなり広い幅を持ってしか残念ながら現在のところ推計できていない概念でございます。常に、それをもう少し狭めることができないかということを、作業を続けておりますが、今後うまくそういうことができましたら適宜公表していきたいと思いますが、現状ではかなりの幅を持って見ざるを得ない概念であるということでございます。したがいまして、その中立金利、あるいはターミナルレートと言ったりもしますけれども、それがどこにあるか分からない中で、しかし、最終的にどれくらい金利、名目金利が上がっていくのかという、上げていくのが適当かということはそこに依存しますので、そこには若干の不確実性があるということは申し上げておきたいと思います。
それから、実質金利にもお触れになりましたけれども、実質金利の計算は名目金利から期待インフレ率を引いたものでございますが、そこも、期待インフレ率については、目先の期待インフレ率から少し先までの期待インフレ率、どこを見るかによってかなりの幅がございまして、ここも実質金利の計算のところにかなりの幅があるものであるというふうにお考えいただければと思います。
それから、私どもが名目金利を上げていくときに経済にどういう影響があるかということに関しましても、それこそ、期待インフレ率がどれくらい上がりつつあるか、インフレ率自体がどれくらい上がりつつあるか、それとの相対で、強いマイナスの影響が出たり、あるいはマイナスの影響がほとんど出なかったり、様々なケースがあり得るかと思っております。
84
浅田均(維新)
五十二件が解決されたということでございますが、あと何件残っているんですか。
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85石石田晋也金融庁監督局長
今なお調停にかかっている全体の件数が六百数十件あるかと思いますけれども、元々その調停の外にあった方も含めまして五十二件ということで、なおこの調停のプロセスで解決を図られるという方々が六百数十件あるというふうに考えてございます。
この発言のページ
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浅田均(維新)
今日はそこまでにしておきまして、まだ六百件以上残っていると、ごく僅かしか解決はしなかったということを理解して、次の機会に質問をさせていただきます。
それでは、植田日銀総裁と。この間、十二月一日に名古屋で御講演をされておりますが、その御講演の内容をベースにして質問をさせていただきたいと思っております。
私が、文章でも日銀のホームページで見れますけれども、植田総裁の御発言内容を読ませていただいて、中身、御発言の中で、ゼロ%台半ばと見られる潜在成長率を上回る、年率〇・九%の成長と発言され、それをもって景気は緩やかに回復しているというふうに結論付けられておら…
この発言のページ
- (上の発言)
87植植田和男日本銀行総裁
ちょっと委員の御質問、様々な部分が含まれていたと思いますので、取りあえず一般的な考え方を申し上げさせていただきたいと思いますけれども。
まず、中立金利がどれくらいかということは浅田先生ともこの場でも何度か議論させていただきましたが、かなり広い幅を持ってしか残念ながら現在のところ推計できていない概念でございます。常に、それをもう少し狭めることができないかということを、作業を続けておりますが、今後うまくそういうことができましたら適宜公表していきたいと思いますが、現状ではかなりの幅を持って見ざるを得ない概念であるということでございます。したがいまして、その中立金利、あるいはターミナルレートと言ったりもしますけれども、それがどこにあるか分からない中で、しかし、最終的にどれくらい金利、名目金利が上がっていくのかという、上げていくのが適当かということはそこに依存しますので、そこには若干の不確実性があるということは申し上げておきたいと思います。
それから、実質金利にもお触れになりましたけれども、実質金利の計算は名目金利から期待インフレ率を引いたものでございますが、そこも、期待インフレ率については、目先の期待インフレ率から少し先までの期待インフレ率、どこを見るかによってかなりの幅がございまして、ここも実質金利の計算のところにかなりの幅があるものであるというふうにお考えいただければと思います。
それから、私どもが名目金利を上げていくときに経済にどういう影響があるかということに関しましても、それこそ、期待インフレ率がどれくらい上がりつつあるか、インフレ率自体がどれくらい上がりつつあるか、それとの相対で、強いマイナスの影響が出たり、あるいはマイナスの影響がほとんど出なかったり、様々なケースがあり得るかと思っております。
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浅田均(維新)
ありがとうございます。
かなり詳しく御説明いただいているんですが、今のお話の内容から、まだ日銀におかれては緩和的な状況が続いているという御認識でいいんですよね。
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89植植田和男日本銀行総裁
現在、様々な観点から見まして、金融政策的には緩和的な状態が続いているというふうに判断しております。
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浅田均(維新)
そういう緩和的な状況が続いていると。すなわち、金利上げ余力というか、まだまだ上げていっても大丈夫というような状況が続いているというふうに私どもも認識しております。
そういう状況下で、今回、十八兆円を上回る補正予算を組めば、まあ円価ですね、円の価値が下げる効果しかないと思うんですが、総裁はこういう点に関してどういうふうにお考えでしょうか。
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