日野紗里亜 (国民民主党)

2025年11月28日・第219回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 148 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 219 発言)

しっかり、障害がある当事者、そして御家族のために、制度の見直し、名称の検討を行っていただきたいと思います。

次の質疑に入ります。

児童養護施設についてお伺いします。

国はこれまで、家庭的な養育の観点から、児童養護施設の小規模化というものを進めてまいりました。その理念は大変重要だと思っておりますが、形だけが目的化していないかということが現場からも声として上がっています。

具体的には、小規模化にすれば家庭的になるわけではないでしたりとか、職員が孤立し人材育成が難しくなっている、チームで支援する体制がつくれず、質が個々の力量に依存してしまったりとか、あとは、宿直が一人体制になるため、有事の判断や安全確保の負担が集中してしまう、こういった声であります。

ある施設長はこう語ります。建物の大小よりも、誰と出会い、どんな言葉を聞いてきたか、それが施設で暮らす子供たちには何よりも重要である。小規模化の懸念は、支援が個人の判断に委ねられてしまうことだ。

これは、私もそのとおりだと感じています。形だけを整えるだけでは、家庭的な環境にはならないかと思います。子供にとって大切なのは、その子に今どんな環境が合っているのかという視点です。体と心の成長段階や、その子の特性、周りの子との関係、それによって最適な施設の形は変わります。だからこそ、小規模支援は一択ではなく、多様な養育形態を選べる制度設計と財政措置が必要ではないでしょうか。

これはちょっと質問させていただきたいんですけれども、まとめて質問します。

小規模化を推進するようになってから、大規模の施設の老築化が進んでも、小規模化を伴うものとしなければ、これは優先されないとされて、安全確保や生活環境の改善というのが後回しになるということも聞いております。小規模化を前提としない施設の整備、改修にも同様の補助を行うお考えがあるか。

また、小規模化が推進されて十年以上たちますが、当時の検討過程でも、既に職員の孤立、人材育成の難しさは懸念事項として指摘されたと思います。今、社会経験の浅い若手の職員であっても子供たちに適切なケアを行えるようにするためには、厚労省としてどのように取り組んでいくお考えでしょうか。

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