二つちょっと申し上げたいんですけど、物事をやるとき、私は、済みません、大学で授業教えているものですから、よく水俣病の例を取るんですけれども、水俣病が発生したときに、あれが水銀のせいじゃないという議論は結構あったんです。それをもって、実を言うと、水俣病の解決はすごく遅れたというのはございます。
だから、そういうためにする議論というのをどうやって温暖化の問題でクリアするかというのは、実は温暖化問題が起きたときにすごく考えられまして、IPCCという組織はそのためにつくられました。
IPCCはいろんな意見があります。つまり、水蒸気の問題じゃないか、太陽の黒点じゃないか、いろんな意見を全部集めて、要するに偏った意見にならないように集めて、そこでしっかりオープンな議論をして、そして温暖化の影響というのを報告書で示しているということであります。そういう言わば科学的なところをどうやってきちっと押さえるかというのはもうこういう環境問題ではとても大事で、そこの工夫は温暖化ではなされているというのは一つであります。
それからもう一つは、これはどういうふうに温暖化対策を進めるかといったときに、先生がおっしゃったように、日本にとってプラスになるように考えるというのはとても大事なことで、そのために今進めているのが温暖化対策と経済成長をどうやってリンク進めていくかと、これがポイントだと思います。
つまり、温暖化対策で日本が滅びるように進めるというよりは、これを機会に日本が成長するように、あるいはもっと言うと、日本の技術が世界に展開していって、日本の言わば成長モデルになっていくようにするというのを今チャレンジしているわけでありまして、それはそういう考え方で進めるのがとても重要なことなんじゃないかというふうに私は思います。
35石石川智久株式会社日本総合研究所調査部長・チーフエコノミスト・主席研究員
二点目はちょっと、私が知っている範囲ではちょっといないので、ちょっともしかしたら私の知らないところで、非常に多くのタレントを抱えているシンクタンクでございますから、誰か言っているのかなとは思いますが、一応当社の中では、やはり二酸化炭素をきちんとコントロールしないとなかなか止まらないという認識だとは思っております。
最初の質問に関しましては、アメリカ人の本音というところがあると思うんですけれども、やはりインフレが非常に進んだということに対していろんな不満があると。特に、やはりガソリンの値段が上がったことに対する不満というのはアメリカには物すごくあったんだ…
この発言のページ
36藤藤巻健史(維新)
お三方にお聞きしたいんですけれども、今、石川参考人がおっしゃった、おっしゃっていないかな、日本で考えると、脱炭素はもう必ず達成しなくちゃいけないという金科玉条のごとく、反対する方はいらっしゃらないみたいな感じだと私は思っていますけれども、アメリカでは、今おっしゃったように、半分の方は賛成、半分の方は関係ないというような状況なわけですよね。
それで、共和党なんかはその温暖化というのは人為的なものではないという考え方をする方も随分多いという話を聞きますし、それから、これ、ちょうどちょっと二〇二二年七月の日経新聞の「経済教室」なんですけど、スタンフォード大学…
この発言のページ
37宮宮沢洋一(自民)
それでは、森本参考人から、簡単にお願いします。
この発言のページ
- (上の発言)
38森森本英香早稲田大学法学部教授
二つちょっと申し上げたいんですけど、物事をやるとき、私は、済みません、大学で授業教えているものですから、よく水俣病の例を取るんですけれども、水俣病が発生したときに、あれが水銀のせいじゃないという議論は結構あったんです。それをもって、実を言うと、水俣病の解決はすごく遅れたというのはございます。
だから、そういうためにする議論というのをどうやって温暖化の問題でクリアするかというのは、実は温暖化問題が起きたときにすごく考えられまして、IPCCという組織はそのためにつくられました。
IPCCはいろんな意見があります。つまり、水蒸気の問題じゃないか、太陽の黒点じゃないか、いろんな意見を全部集めて、要するに偏った意見にならないように集めて、そこでしっかりオープンな議論をして、そして温暖化の影響というのを報告書で示しているということであります。そういう言わば科学的なところをどうやってきちっと押さえるかというのはもうこういう環境問題ではとても大事で、そこの工夫は温暖化ではなされているというのは一つであります。
それからもう一つは、これはどういうふうに温暖化対策を進めるかといったときに、先生がおっしゃったように、日本にとってプラスになるように考えるというのはとても大事なことで、そのために今進めているのが温暖化対策と経済成長をどうやってリンク進めていくかと、これがポイントだと思います。
つまり、温暖化対策で日本が滅びるように進めるというよりは、これを機会に日本が成長するように、あるいはもっと言うと、日本の技術が世界に展開していって、日本の言わば成長モデルになっていくようにするというのを今チャレンジしているわけでありまして、それはそういう考え方で進めるのがとても重要なことなんじゃないかというふうに私は思います。
39磐磐田朋子芝浦工業大学副学長・システム理工学部教授
ありがとうございます。
どうしても、日本に住んでいるとなかなか温暖化の影響というものを如実に感じにくいのかなというふうには思っております。例えば、ヨーロッパでは温暖化に伴って追い出されてしまった難民の人たちが押し寄せている問題であったり、あるいはもう少し局所的な地域で温暖化による洪水が起こっていたり、日本でも最近だと豪雨があったりといった形で少しずつ肌身で感じ始めてはおりますけれども、その辺りの実感がなかなか得られないような日本の中で、温暖化に対する理解がなかなか得られない状況なのかなというふうにもちょっと想像はしておりますが。
ただ一方で、この温暖…
この発言のページ
40石石川智久株式会社日本総合研究所調査部長・チーフエコノミスト・主席研究員
ありがとうございます。
日本としての勝ち筋を選んでいくというのはとても重要ではないかと私も賛同いたします。
脱炭素という見方もありますけど、これはある意味、省エネルギーという見方もできていまして、省エネに資するような技術を開発していけば、それは価格競争力も付いて強い産業になっていくと思います。そういう意味では、新たな産業を生み出していくというところは大事だし、それは結果として脱炭素にもつながっていくのかなと思っております。そういう意味では、日本として競争力が強い産業を生み出していって、それが省エネルギーにつながるようなものを見付けていくというのは非常…
この発言のページ
41藤藤巻健史(維新)
時間がなくなりましたので終わりますけれども、最後に一言だけ言うと、申し上げますと、せめぎ合いがある状況の中で決め打ちをすると日本が貧乏くじを引く可能性もあるんじゃないかなということだけは十分頭に入れておかなくちゃいけないんじゃないかなというふうに思います。
この発言のページ