貴重な御意見及び御質問、誠にありがとうございます。
私が今の御意見、十分集約できていないところはありますが、格差の問題というか、委員が中間層というお話もありましたが、そういう社会における格差の現状認識だというふうに私は受け止めました。その中でどういうふうにしていくかと。
確かに、おっしゃるように、現状、格差には、もちろん経済格差の面で見ますと、例えばジニ係数なんかを見ますと、もちろん大きく上昇しているということはありません。名目のジニ係数上がっているのは高齢化の影響というか、いろいろ人口の構成の変化というのもありますので、一概に格差が拡大しているというふうには捉えることはできません。
ただ、統計によって、中間層が減少していると、言わば二極化、所得の二極化が起こっているんじゃないかというふうな数値を示すところがあって、それについてはやっぱり危機感を持っております。
その格差の問題と、客観的な格差の問題とともに、人々がそれをどう受け止めるかというのが、私、社会学専攻ですけれども、大事だというふうに思っておりまして、言わば格差感といいますか、人々がまあそれでも自分は頑張って成功しようと思えるのか、こんな社会では駄目だ、やっぱりこの社会に対してもう諦めというか悲観的な認識を持ってしまうと、やっぱり世の中としては活性化しない、もう個人としても良くないしというのがありますので、今はそれはどうなるか、客観的な格差とともに、人々の認識、私は結構注意して見る必要があるというふうに思っているところでございます。
十分なお答えになるか分かりませんが、以上でございます。
35
河野義博(公明)
公明党の河野義博です。
今日は、三人の先生方、ありがとうございました。
まず、一問ずつ同じことを聞かせていただきたいと思います。
今日、日本で誰でも知っている経営者の方が院内で講演をされておられまして、ちょっとびっくりしたんですけど、やっぱり日本は税金が高過ぎるということをおっしゃっておられる。労働力が高いから移民を受け入れろとおっしゃっておられまして、大丈夫かなと思いながら私は聞いていました。
完璧ではないにしろ、この戦後八十年掛けてやっぱりいろんな社会保障制度というのを与野党の先生方と一緒になって築き上げてきて、そこそこいい線行っている国なん…
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福山哲郎(立憲)
どこから。
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37
河野義博(公明)
じゃ、高見先生から。
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- (上の発言)
38高高見具広独立行政法人労働政策研究・研修機構主任研究員
貴重な御意見及び御質問、誠にありがとうございます。
私が今の御意見、十分集約できていないところはありますが、格差の問題というか、委員が中間層というお話もありましたが、そういう社会における格差の現状認識だというふうに私は受け止めました。その中でどういうふうにしていくかと。
確かに、おっしゃるように、現状、格差には、もちろん経済格差の面で見ますと、例えばジニ係数なんかを見ますと、もちろん大きく上昇しているということはありません。名目のジニ係数上がっているのは高齢化の影響というか、いろいろ人口の構成の変化というのもありますので、一概に格差が拡大しているというふうには捉えることはできません。
ただ、統計によって、中間層が減少していると、言わば二極化、所得の二極化が起こっているんじゃないかというふうな数値を示すところがあって、それについてはやっぱり危機感を持っております。
その格差の問題と、客観的な格差の問題とともに、人々がそれをどう受け止めるかというのが、私、社会学専攻ですけれども、大事だというふうに思っておりまして、言わば格差感といいますか、人々がまあそれでも自分は頑張って成功しようと思えるのか、こんな社会では駄目だ、やっぱりこの社会に対してもう諦めというか悲観的な認識を持ってしまうと、やっぱり世の中としては活性化しない、もう個人としても良くないしというのがありますので、今はそれはどうなるか、客観的な格差とともに、人々の認識、私は結構注意して見る必要があるというふうに思っているところでございます。
十分なお答えになるか分かりませんが、以上でございます。
39近近藤絢子東京大学社会科学研究所教授
おっしゃる御意見、非常に私も思うところがあって、何か、何というか、今すごく手取りを増やそうという訴えがいろんなところで聞かれると思うんですけれども、その手取りを増やそうということの含意というのは、要するに、国に払うお金を減らそうというニュアンスがあって、それはすなわち再分配を縮めようということを含んでいるんだけれども、手取りを増やそうという言い方をすると、取られるお金が減るだけだという印象ばっかりで、もらえるお金が減るという方に余り回っていかないんですよね。なので、何かその動きって非常に怖いなとちょっと個人的に思っていて。
払える人に払ってもらうという…
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河野義博(公明)
先生、ありがとうございます。
そのとおりと思っていまして、やっぱりいろんな、基本的には税なんかは階段方式でやっていて、それでいいと思うんですけど、目玉政策の給付とか目玉政策の無償化というのは崖であったり壁であったりするので、そこはやっぱり階段にすべきだと我々も思っています。
その中で、なるべくこの世の中の分断をつくらないようにこれからもやっていきたいなというふうに思っています。ありがとうございます。
浅倉参考人、済みません。
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41浅浅倉むつ子早稲田大学名誉教授
私もそのとおりだと思っております。
できる限り拠出できるところから拠出をし、そしてそれを再分配し、格差をなくしていくという方向性が、国の税、社会保障の在り方として正しいやり方かなというふうに考えておりますが、ただ、今そうなっていない部分があって、そこを直していく、修正していくということが非常に大事なことかと思っております。
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