承知しました。
ロシアの軍事費、やはり戦時下なので毎年どんどん増えていまして、今年一月一日から始まった二〇二五年度予算に関しましては、国防費が補正前で十三兆五千億ルーブルになっています。大体ロシアの平時の国防費って年間三兆五千億ルーブルから三兆八千億ルーブルぐらいなので、平時の四倍ですね。GDPの六・三%というふうに予算計画ではなっています。対連邦予算比で三二・五%です。
だから、かなり軍事負担が重くなっていることは間違いなくて、財政赤字も出ているのは出ているんですけど、やっぱりそのお尋ねの財源ですよね、オイルが売れてしまっていると。西側も完全にロシアのガスやオイルを遮断することはできてないので、現状はそのバレル六十ドル以上で売ろうとしたら、そのタンカーにロイズが保険を付与しないので、そういう形の制裁なんですよね。でも、結局ロシアはそうすると、いわゆる影の船団という、この無保険船団を組織して、もう無保険でもいいから突っ走って売りに行くんだといってインドなんかに売りに行っちゃうということで、財源が断てていないわけですね。
それからもう一個は、物理的な問題として、今ヨーロッパの国々は今すぐロシアの天然ガス供給から切り離されたら凍えて死んじゃうという問題があって、かなりロシアにエネルギー依存していたということのツケがかなり返ってきている部分があると思うんですよ。だから、エネルギー安全保障というのも、どこからでも買ってくればいいというわけではなくて、サプライヤーがどこなのかということをかなり計算に入れないと、そのエネルギー安全保障が軍事安全保障の方に跳ね返ってしまうというようなことがあるというのが私は一個この戦争の教訓ではないかというふうに思っています。
なので、多少財政赤字も出ているんですけど、対GDP比一・何%とかの赤字出ているんですけど、基本的に財政回っています。
それから、この戦争が始まってから三回連邦予算が作られたわけですね。それまでのこの三回の、二回の、二回のロシア財務省の説明というのは、来年度に関しては戦時下なんで国防費はがんと増えますと、でも翌年には下がって、翌々年には平時の水準に戻りますという説明をロシアの財務省はずっと繰り返してきたんですね。
ところが、今年度分の予算を作るとき、去年の秋の段階にロシア財務省が出してきた予算注解というのは、来年がんと増えますと、で、再来年もその次も同水準ですと言っているんですね。つまり、初めて、この戦争がずっと長引いて、その間、平時の四倍だか三倍だかって国防費を出し続けますということを国防省も言い始めたと。又は、このレジュメの中にもロシア軍の大軍拡計画のことを参考というふうに書いていますけど、これだけ兵力を増やすので、戦争が終わってもロシア軍は恐らくでっかいままなんですよね。そのことも込みで、国防費は今後とも長期的に出続けるということを財務省もとうとう認めざるを得なくなったということだと思います。
制裁も食らっていますし、軍事負担も重いんですけど、少なくとも今に関しては戦時景気で、景気はいいんですよね。二〇二三年が三・六パー成長で、去年に関してはIMF推定で四・一%成長したというふうに見られていて、むしろ軍需産業バブルみたくなっちゃっていると。それから、国民一般の暮らしも、私もちょっとしばらく現地に行けていませんけど、話なんか聞いていると、国民一般の生活はむしろ割と何か変な多幸感があるんですよね。インフレにもなっているんだけど、やっぱりその実質賃金の伸び率がインフレを上回っているんですよ。本当に実質で実入りが増えてしまっていると。余計ロシア人一般が戦争をやめるというインセンティブを持てないと思います。
ただ、やはり、多くの人が言っているように、これ今戦時景気だからいいけれども、戦争終わったらどうするんだということですよね。あるいは、じゃ、この戦争終わってもこの規模の国防支出出し続けるんだといったら、それはもう財政赤字がとんでもない形でつり上がっていってソ連の二の舞になっちゃうわけで、なかなか余り現実的ではない、持続的じゃないんじゃないかとは思いますが、少なくとも今この瞬間においてはロシア人は割にハッピーです。
44浜浜口誠(国民)
国民民主党・新緑風会の浜口誠です。
今日は、三名の参考人の皆さん、それぞれの専門分野から大変示唆に富んだ今日はお話をいただきまして、大変ありがとうございます。
私から、まず最初に広瀬参考人にお伺いしたいと思います。
今ウクライナの戦争が行われておりますが、この戦争を踏まえた上で、日本として安全保障の観点からどういうことを学んで今後に対して備えていくべきか、この観点で広瀬参考人から御意見がありましたらお伺いをさせていただきたいと思います。
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45広広瀬佳一防衛大学校人文社会科学群教授
これは報告でも少し申し上げましたけど、いかにその国際法違反であれ、日頃何も準備していない国には誰も助けてくれないという非常にシンプルな教訓で、みんなが助けようと思うのは、やっぱりその国がそれぞれいろんなところに協力をしたり、コストとリスクを掛けて協力したからこそ周りの国も、じゃ、自分たちも協力しようよということになるわけで、日本は冷戦後に、湾岸戦争のときにお金しか出さないじゃないかというかなり批判を受けて、お金しか出さない国に人や物を出すかという、こういうトラウマみたいなのがあったと思うんですね。
それは、例えばカンボジアに陸上自衛隊が行ったりしたこと…
この発言のページ
46浜浜口誠(国民)
ありがとうございます。
まさに、日頃からの他国との連携、それもお金の面だけではなくて人材交流も含めてやっていく必要があるということだと思いますので、しっかり受け止めていきたいと思います。ありがとうございます。
続きまして、小泉参考人にお伺いしますが、ロシアが、先ほどの御報告、御説明の中にも、年間で一千万発の火力を使っていると、戦車もかなりの戦車がもう既に使用されているというと、相当ないわゆる軍事費がこのウクライナ戦争に投入されているというふうに思いますが、その財源はどこから出てきているのか、また、戦争が長引くことによって、ロシア国民の皆さんの暮らし、…
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- (上の発言)
47小小泉悠東京大学先端科学技術研究センター准教授
承知しました。
ロシアの軍事費、やはり戦時下なので毎年どんどん増えていまして、今年一月一日から始まった二〇二五年度予算に関しましては、国防費が補正前で十三兆五千億ルーブルになっています。大体ロシアの平時の国防費って年間三兆五千億ルーブルから三兆八千億ルーブルぐらいなので、平時の四倍ですね。GDPの六・三%というふうに予算計画ではなっています。対連邦予算比で三二・五%です。
だから、かなり軍事負担が重くなっていることは間違いなくて、財政赤字も出ているのは出ているんですけど、やっぱりそのお尋ねの財源ですよね、オイルが売れてしまっていると。西側も完全にロシアのガスやオイルを遮断することはできてないので、現状はそのバレル六十ドル以上で売ろうとしたら、そのタンカーにロイズが保険を付与しないので、そういう形の制裁なんですよね。でも、結局ロシアはそうすると、いわゆる影の船団という、この無保険船団を組織して、もう無保険でもいいから突っ走って売りに行くんだといってインドなんかに売りに行っちゃうということで、財源が断てていないわけですね。
それからもう一個は、物理的な問題として、今ヨーロッパの国々は今すぐロシアの天然ガス供給から切り離されたら凍えて死んじゃうという問題があって、かなりロシアにエネルギー依存していたということのツケがかなり返ってきている部分があると思うんですよ。だから、エネルギー安全保障というのも、どこからでも買ってくればいいというわけではなくて、サプライヤーがどこなのかということをかなり計算に入れないと、そのエネルギー安全保障が軍事安全保障の方に跳ね返ってしまうというようなことがあるというのが私は一個この戦争の教訓ではないかというふうに思っています。
なので、多少財政赤字も出ているんですけど、対GDP比一・何%とかの赤字出ているんですけど、基本的に財政回っています。
それから、この戦争が始まってから三回連邦予算が作られたわけですね。それまでのこの三回の、二回の、二回のロシア財務省の説明というのは、来年度に関しては戦時下なんで国防費はがんと増えますと、でも翌年には下がって、翌々年には平時の水準に戻りますという説明をロシアの財務省はずっと繰り返してきたんですね。
ところが、今年度分の予算を作るとき、去年の秋の段階にロシア財務省が出してきた予算注解というのは、来年がんと増えますと、で、再来年もその次も同水準ですと言っているんですね。つまり、初めて、この戦争がずっと長引いて、その間、平時の四倍だか三倍だかって国防費を出し続けますということを国防省も言い始めたと。又は、このレジュメの中にもロシア軍の大軍拡計画のことを参考というふうに書いていますけど、これだけ兵力を増やすので、戦争が終わってもロシア軍は恐らくでっかいままなんですよね。そのことも込みで、国防費は今後とも長期的に出続けるということを財務省もとうとう認めざるを得なくなったということだと思います。
制裁も食らっていますし、軍事負担も重いんですけど、少なくとも今に関しては戦時景気で、景気はいいんですよね。二〇二三年が三・六パー成長で、去年に関してはIMF推定で四・一%成長したというふうに見られていて、むしろ軍需産業バブルみたくなっちゃっていると。それから、国民一般の暮らしも、私もちょっとしばらく現地に行けていませんけど、話なんか聞いていると、国民一般の生活はむしろ割と何か変な多幸感があるんですよね。インフレにもなっているんだけど、やっぱりその実質賃金の伸び率がインフレを上回っているんですよ。本当に実質で実入りが増えてしまっていると。余計ロシア人一般が戦争をやめるというインセンティブを持てないと思います。
ただ、やはり、多くの人が言っているように、これ今戦時景気だからいいけれども、戦争終わったらどうするんだということですよね。あるいは、じゃ、この戦争終わってもこの規模の国防支出出し続けるんだといったら、それはもう財政赤字がとんでもない形でつり上がっていってソ連の二の舞になっちゃうわけで、なかなか余り現実的ではない、持続的じゃないんじゃないかとは思いますが、少なくとも今この瞬間においてはロシア人は割にハッピーです。
48浜浜口誠(国民)
ありがとうございます。
では、最後に、酒井参考人にお伺いしたいと思います。
今、国際社会の課題に対して、やっぱり大国がその課題をもう解決していくというような環境に、トランプさんがいろんな面で動き出しているというのもあって、そういった中で、本当、国際法が機能するのかと。もう大国のルールで世の中、世界が動いていくような、そういう方向に行ってしまう中で国際法を機能させるために何が必要かという観点で先生の方から御意見いただければと思います。よろしくお願いします。
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49酒酒井啓亘早稲田大学法学学術院教授
ありがとうございます。
簡単に出る答えではないんですけれども、やはりこれは迂遠な形であってもその内容の正しい国際法規則を作り上げていく努力をしなきゃいけないということだろうと思うんです。
その正当性というものをどこから調達するかという問題はもちろんありますけれども、これは主権国家の同意だというふうに言う場合もありますし、それから国際社会全体の価値だと言う人もいますし、様々なところに正当性を求めなければいけないと思いますが、いずれにしても、とりわけ日本にとってみれば、大国ではない状況を前提とすれば、その正しい国際法というのは何かというのを追求していくと…
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50浜浜口誠(国民)
以上で終わります。ありがとうございます。
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