江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年3月6日・第217回国会 参議院 予算委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 177 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 383 発言)

御提出いただいたこれ、よく見させていただきました。大変参考になるものだと思います。

まず、ちょっと長くなりますけど、事実関係ですから数字を交えて説明をさせていただきます。

令和五年七月から令和六年六月までの一年間の需要、これを見ますと、令和五年産はこれ高温障害がありました。高温障害があって、精米歩留りが大幅に低下しました。これによって玄米が十万トンぐらい余計に必要だったんですよ。これによりまして、十万トンというそのギャップはここで生まれました。それから、この頃は非常にお米がお手頃だったです。パンとかに比べるとお値段が手を取りやすい価格帯であった、これは統計でありますから証明できるんですが。ですから、パンを買うよりもお米を買う人たちが増えた。これは、今まで毎年十万トン減るということを前提として我々はその数字を出しておりましたから、この消費が増えるというのはうれしい、うれしい誤算なんですが、しかし、ここはちょっと読み違えたというのは確かにそのとおりだと思います。そして、インバウンドもですが、まあ二、三万トンはあったのかもしれません。ですから、見通しの六百八十一万トンよりも上回る七百五万トンというふうに上振れをしたというのが事実関係でございます。

これに対して、供給の方をちょっと御説明させていただきますと、令和五年六月末の在庫の量は百九十七万トンです。これは、農政をずっとやってこられた先生なら分かると思いますが、ちょっと多過ぎる、ちょっと百九十七万トンというのは、まあ多過ぎはしないけど、まずまず多いという感じですよね、今までの農政の常識からいうとですね。それから、令和五年産の生産量が六百六十一万トンですから、合わせると八百五十八万トンになります。

需要量が七百五万トンを上回る水準でありますので、七百五万トンと六百六十一万トンを単純に比較をすると、今委員から御指摘がありました四十四万トンという数字が出てくるわけでありますが、国民に対するお米を供給する国の能力というのは、生産量と、その年のですね、それから在庫の量を合わせたものが供給能力だろうというふうに考えますので、十分ではなかったかなと思っております。

そして、令和六年以降の需給については、令和七年以降の動きでありますけれども、令和六年産は一〇一ですね、作況はですね。そして、生産量は先ほど申し上げました十八万トン多い六百七十九万トン、民間在庫百五十三万トン、合わせて八百三十二万トン。ですから、需要の見通しを、六百七十四万トンを上回るものではありますけれども、南海トラフの地震情報が出ました、八月だったと思いますが。その後に、地震情報が出た後に、地震が来たり、また台風が襲ってきたり、消費者の方々は非常に心配をされてスーパーに駆け込んで米を買われて、スーパーの店頭から米が消えるという状態が生まれました。

そして、御指摘のように、出来秋には回復するという話であったんですけれども、集荷競争がそれを見てがっと起こって、なかなかそううまくいかなかったというのが現状であります。

そして、最新の情報では、今年の一月の段階で二十三万トン、集荷業者に米が集まっていないということでありますので、やはり目詰まりがあるということでありますので、備蓄米を買戻しの条件付で放出するという決断をしたところでありますので、これ極めてイレギュラーな状態が続いているというふうに受け止めております。

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