望月禎文部科学省初等中等教育局長

2025年3月24日・第217回国会 参議院 文教科学委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 33 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 167 発言)

水岡委員にお答えいたします。

学習指導要領の授業時数の増加と、それから不登校生の増加という今お示しいただいたグラフ、改めて分析をいただきまして、ありがとうございます。

授業時数に関しましては、この点、紫でお示しいただいた平成十四年から平成二十三年のところに関しては、これ、水岡先生御承知かと思いますけれども、ここは授業時数はむしろ減っている状況ではあります。そして、この黄色のところについては一こま分増えていて、そしてオレンジのところは不登校が増えていると。ですから、紫のところは必ずしも授業時数とは一体ではないと。

一方で、この十年、十五年の間に学習指導要領、子供たちが実際に勉強、学習するときの教科書、あるいは先生方のそうした指導書というものは非常に大変厚くなってございます。そういう教科書を具体的に全て学んでいくと、学んでいかなきゃいけないという、そういう学び方のところに、我々としては、もしかしたらそうした負担感とともに、必ず全部それをやらなきゃいけないという思いが出たかもしれないというふうに考えているところでございます。

不登校の要因は、まさに大臣から御説明も差し上げましたけれども、だから本当に一人一人状況がそれぞれ異なって、その原因、背景も違うというふうに思っています。五年度の調査で、実際、小中学校の不登校児童生徒の学校が把握した事実については、学校生活に対してやる気が出ない等の相談があったというのが一番多くて、そして不安、抑うつの相談があったというのが二つ目に多いということになっています。

これは、学校生活に対して子供たちがどういう思いを持っているかというところはいろいろな家庭の事情もあって分からないところでございますけれども、学習指導要領の量的なもの、それからその、つまり、その授業時数とそれから指導内容というものが直接に因果関係を持って、子供たちの心身の影響に、心に圧迫感を与えて、それが不登校の原因になっている直接のものはまだ、いまだないというふうには正直思っています。

次の指導要領の改訂に当たりましては、先ほど申し上げました教科書の分量にあるやつを、それを全部やらなきゃいけないということや、あるいは子供たちの主体的な学びが十分にできていない部分もかなり大きいんじゃないかということ、そうした課題も捉えまして、大臣からも御答弁させていただきましたけれども、そうした子供たちや教師のある意味そうした、漠然としているかもしれませんけれども、負担感というものも我々としては視野に置いて検討をしていきたい。今直ちにこの場で……(発言する者あり)済みません、失礼します、授業時数とかを減らしていくということは明言するのは難しいところでございます。

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