森健水産庁長官

2025年5月13日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 76 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 164 発言)

現在の状況について御説明をさせていただきます。

今年十一月のワシントン条約第二十回締約国会合に向けまして、欧州委員会が、これまでのヨーロッパウナギに加えて、ウナギ属の全ての種を附属書Ⅱに掲載するという提案を行う方針について加盟国との協議を開始したということでございます。現在、EU部内で検討が行われておりまして、六月の二十七日までにEUとしての立場が決定されるものと承知をしております。

提案の対象にはニホンウナギも含まれております。ニホンウナギにつきましては、国内及び日、中、韓、台の四か国・地域で保存管理を徹底しているところでございまして、我が国としては、この十分な資源量が確保され、国際取引による絶滅のおそれはなく、附属書Ⅱへの掲載は不要と考えているところでございます。

また、EUの主張につきましては、ヨーロッパウナギの違法取引の取締りのためにほかのウナギ属の全ての種の規制が必要だというものでございますが、これについてもまずはEU域内での規制強化が先決であって、ニホンウナギは無関係ではないかというふうに考えております。

仮にウナギ属全体がこの附属書Ⅱに掲載された場合、貿易に際しまして、輸出国当局が発給する輸出許可書が必要となります。取引に当たっての手続が増加するということでございます。

こうした点を踏まえまして、我が国としては、あらゆる機会を通じてEU、さらに加盟国に対してこの提案の取下げの働きかけを行うとともに、ウナギの生息国に対しまして、このEUの動きについて我が国から問題提起を行ってきております。引き続き、関係省庁連携して対応していくこととしているところでございます。

前後のやりとり

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