江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年3月13日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 147 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 175 発言)

理事長は大変立派な方です。立派な方でありますが、やはり経営者のトップというものは結果に責任を取ることも一つの矜持だろうと思いますので、今回、自ら退任を選ばれた、理事の方々も五名身を引かれたということは、私は立派な御判断だったというふうに思います。

しかし、決してこれは生易しいことではありません。一兆九千億ですから、とんでもない金額です。ですから、これは、このことを契機に、農林中金というものの果たすべき役割は何なのか。融資のほぼほぼの部分を占めるのが農協に対するものであります。これが悪いということではありません。とても大切な役割であります。

ただ、農業者に対する融資の割合が〇・四%しかないと。やはり、これから新しい農業構造に変換していこう、五年間の集中構造改革に向かうに当たっては資金も必要です。ある意味、出資も必要になってくるかもしれません。そういったときに、我々が議論をするといつも出てくるのは政策金融公庫ですよ。政策金融公庫ばかりに頼っているのが今の現状でありますが、農林中金法という法律がありますので、この際、例えば監査役については兼職の禁止とか、ほかの銀行では考えられないような条項が入っています。そういったものは、やはり今の常識に合ったものに直す必要があるだろうというふうに思いますし、そして、その業務のやり方も、ある程度はリスクマネーをしっかり取ってもらう、リスクマネーをしっかり取って、ちょっとはばったい言い方ですけれども、農林中金の融資があったからこそ今の経営が成り立っているんだという農家が生まれることは、目指すべき私はゴールだと思っております。

大変大きな損失を出しましたが、その後であっても自己資本比率は日本のメガバンクと比較してまだ上ですからね。極めて優秀な余裕のある金融機関なんですよ。余裕があるんだったら、その余裕をどこに向けるか、しっかり考えてもらいたい。我々も法律に基づいてしっかり対応を重ねてまいりたいと思っております。

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