杉尾秀哉 (立憲民主党)

2025年6月5日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 116 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 328 発言)

お答えいたします。

政府案では、新法人発足時の二十七期会員とその次の二十八期会員の選考について、特別な仕組みというのが採用されております。少し長くなりますけれども、なるべく簡単に御説明します。

まず、最初の二十七期会員予定者百二十五名について、内閣総理大臣が現行日本学術会議の推薦に基づいて指名すると、こういうふうにしています。そして、新法人の会員予定者の候補者を選考する候補者選考委員会については、現会員以外の外部の者もその委員になることができます。そして、現会長が候補者選考委員を任命しようとするときは、内閣総理大臣が指定するものと協議しなければならない。さらに、外部の者も含む候補者選考委員が二十七期会員と二十八期会員の選考について候補者の選考に関与することとされております。

これ、私も理解するのに少々時間が掛かりましたけれども、非常に複雑なプロセスになっておりまして、かつ、総理を含む外部の目が様々なところに光る仕掛けになっています。これですと、現在の会員が丸ごと入れ替えさせられることにもつながりかねない、そして、いわゆる御用学者の集団になりかねないということを私は非常に危惧しております。

このような仕組みは、現行の日本学術会議の会員選考におけるいわゆるコオプテーションの考え方からは完全に逸脱したもので、当の日本学術会議はもちろん、様々な識者や学者などからも強い懸念が示されていることから、会員選考におけるコオプテーションの原則を貫徹し、ナショナルアカデミーの五要件の一つであります会員選考における自律性、独立性を充足するため、これらに関する附則の規定を大幅に修正することとしたものであります。

以上です。

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