植田和男日本銀行総裁

2025年6月10日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 111 発言)

委員が御用意くださった資料の資料一を御覧いただきますと、様々な基調的な物価上昇率に関する指標が示されております。このうち二つくらいのものを除きますと、どの指標もまだ二%を下回っています。下回っている程度は、ごく僅かのものから少し大きめのものまで、いろいろでございます。

どの指標が一番ということではないんですが、こういうことを総合的に見まして、私ども、基調的物価上昇率はまだ二%に少し距離があるというふうに見ております。これが二%になることによって、物価が二%のところで持続的、安定的に推移することが可能になるという考えですので、そういうところに推移していくように、実質金利をマイナス、やや低めに推移させて緩和的な金融環境を維持しているということでございますが、もちろん、こうした基調的物価上昇率が更にどんどん二%に近づいていくとか、二%の周りで動くようになるという見通しの確度が高まっていくという事態になりましたならば、引き続き、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく方針でございます。

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