植田和男日本銀行総裁

2025年6月3日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 52 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 119 発言)

私ども、昨年の七月に、来年の三月までの国債買入れ減額計画を決定いたしました。その際の考え方としては、長期金利は市場において形成されることが基本であるとした上で、私どもの国債買入れについては、市場の安定性に配慮するための柔軟性を確保しつつ、予見可能な形で減額していくことが適切というふうにお示ししたところでございます。

現在、この計画に沿って減額を進めているところですが、先ほど来申し上げましたように、次回の決定会合においてこの計画の中間評価を行って、さらに、あわせて、来年四月以降の買入れ方針についても検討する予定です。その際、これも申し上げましたが、幅広い市場参加者の御意見等を確認しつつ行うことが重要だと考えております。

昨日、しばらく前に行いました市場参加者との会合の議事要旨を公表したところでございます。その内容をかいつまんでまとめさせていただきますと、一つには、来年三月までの現在の減額計画の修正を求める声は限られていたという点がございます。その上で、来年四月以降も、従来どおり、従来同様、予見可能性と柔軟性のバランスを取りつつ国債買入れ額を減らしていくことが適切という声が多く聞かれました。さらに、その際の具体的な減額ペースについては様々な意見が見られたというところでございます。

私どもとしては、こうした意見も参考にしながら、次回会合で今後の国債買入れ方針について議論していきたいと考えております。

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