加藤孝明東京大学生産技術研究所教授/東京大学社会科学研究所特任教授

2025年5月9日・第217回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 48 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 89 発言)

まず、そのフェーズフリーは民間だって、結構僕は今驚きました。

一つ事例を紹介したいんですけど、伊豆市の土肥温泉、伊豆半島の西海岸です。昨年七月に避難タワーが海岸ぺりにできたんですね。僕もこのプロジェクトには関与しています。そこの避難タワーは、夕日が見える展望レストラン付きの避難タワーなんです。ここの町は三千数百人ですけど、毎年百人ずつ人口が減っていると。三十年後、津波が来たときには人的被害ゼロになるんじゃないかみたいな。要するに、地域のサステナビリティーの危機にも面していると。そういう中で、地域のサステナビリティーを維持、高めつつ、同時に災害にも備えるとしてそういう施設を造ったんですね。

僕は、このことは防災も町づくりと呼んでいます。要するに、防災だけではなくて、地域の課題を総合的に解きながら防災も着実に前に進めていくと。やっぱりこういう考え方が主流になるべきで、こうした方が経済合理性もあるし、地域にとってもプラスに働くと。つまり、防災への投資はもう未来への投資であると、そういう考え方にしていくべきかなというふうに思っています。

それから、キッチンカーってかなり焦点がよく当たっているキーワードだと思うんですが、僕はキッチンカーについては決して詳しくないんですが、あれは、どこかで料理を仕込んで、運んできて温めて出しているんですよね。だから、キッチンカーも重要なのかもしれないんだけど、むしろやっぱり大量に料理を仕込める場所を確保することの方が大規模災害においては重要なのかなというふうに思っています。

以上です。

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