鍵屋一跡見学園女子大学観光コミュニティ学部まちづくり学科教授

2025年5月9日・第217回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 25 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 89 発言)

今、加藤参考人がおっしゃったように、データがちょっと十分にないんですね。今までで一番よく出ているなというデータは熊本地震なんですけれども、これでいうと、在宅で具合が悪くなって亡くなった、あるいは在宅から病院に搬送されて亡くなった方が六割を超えるんです。次が、病院で亡くなった方、介護施設なんです。避難所で亡くなった方は十人、四・六%なんです。だから、関連死を防ぐために、避難所環境の改善というのは決してダイレクトにはつながっていないんですね。避難生活をいかに守るかと。様々な場所で避難生活をしていて、そこで病院や介護施設や御自宅で亡くなる。

ところが、そういう避難所外避難者というものに対する計画というのは、自治体ではほとんどまだ作られていないんです。要配慮者の見守りを三日以内にやるというところは、私どもの調査では〇・四%しかありませんでした。つまり、在宅の高齢者をすぐに見守りしますよという、今立ち上がるという制度にはなっていないわけです。その間に具合が悪くなる。一週間で五十三人、一か月以内で百二十四人の方が熊本地震では亡くなっています。それは、そういう早期の対策がまだ打てている状態ではないと。

東日本大震災の関連死はまたちょっと事情が違って、一番多かったのは移動中に亡くなった方々ですね、原発の事故があって、移動中で亡くなった方々が多かったと。能登半島地震は、ちょっといろんな状態があって分からないんですけれども、避難生活でやっぱりかなり厳しかったというのが多いようですので、避難生活全般にしっかりとサポートが入るようにしなきゃいけない。

DMATだけでは、もうすごい頑張っているんですけど、やはり足りないということで、多くの当初からの支援が必要であるというふうに考えています。

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