菅野拓大阪公立大学大学院文学研究科人間行動学専攻准教授

2025年5月9日・第217回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 13 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 89 発言)

端的に申しますと、やっぱり人やチームをちゃんと育てておくということと、地域で体制整備をしておくという、この二つになるというふうに思っています。

人やチームというのは、今でもDWATというのは一応組成はされていますけれども、基本的には避難所にしか支援が行けないと。これが今後、災害救助法が改正されると、恐らく、例えば施設を動かしていく、回復させていくということや、若しくは、人、個別の、例えば在宅被災者の方や車中泊の方も含めてですね、様々な生活再建まで関わっていくと、こういう領域ができ上がっていくということになりますが、でも、今誰が行くのと、こういう話なので、まさにそういったところを担う、例えばDWATの方になるのか、それともほかのチームができるのか分かりませんが、そういった人やチームをちゃんとつくって育成しておく。

DMATの方々で多分恐らく千七百から二千チームぐらいできていますね、医療の方で。でも、本当のところを言うと、ケアワーカーの数って医療者の十倍ぐらいいるわけですね。ということは、一万から二万そういったチームを本当につくらないと実は実動できないということにもなっていますので、それを、まあ一年では難しいでしょう、例えば十年計画なんかでしっかりと育成していくんだということが重要になります。

また、地域の方はそれを受けていかなければいけないわけですね。いろんな応援が大規模災害のときには入ってきます。これをやはり、災害ケースマネジメントの体制整備と私は言っていますけれども、例えば今だと、地域共生社会づくりなんかでいろんな支援者が困り事に応えて、ちゃんとその方々がいい生活をできるように地域で体制整備進められていらっしゃると思いますが、まさにそれを災害のことも考えて体制整備をしていく、フェーズフリーな体制で地域福祉を進めていくということです。

どの地域でも何か起こったら伴走型の支援ができたり、困った方のところに行けたり、そういうことを外の力も受け入れてやっていけるように体制整備をする、この二点が非常に重要なことなんではないかなというふうに思っています。

前後のやりとり

9の発言を見る

17の発言を見る