ありがとうございます。
まず一つ目の質問なんですけど、これに関しては、欧米で非常に最近注目を浴びている言葉でシチズンサイエンスというのがあるんですね。これは何かというと、いわゆる行政や大学機関の研究活動に一般市民も一緒にやってもらいましょうと。目的は何かというと、いわゆる、それらを政策に使うという前提なんですけれども、情報の透明性を高めること、それから参加している市民の一般的なリテラシーを高めましょうということ、それからいわゆるその研究に関して専門家の研究者のみが結論を導くだけではなくて一般の市民の人たちも研究に参加しましょうと。
背景にある考え方というのは、江戸時代には読書をするのは武士階級の特権だったかもしれないけど、今はもう誰しも読書をしますよね。それと一緒で、研究活動というのも研究者だけがすることじゃないんだと、一般の人が研究活動に参加しても当たり前の話なんだと。
独立研究者という言い方をしたり、市民研究者という言い方をするんですけれども、そういうことを一緒になって政策立案をしていきましょうという動きがあって、アメリカではクラウドソーシング・アンド・シチズンサイエンス法という法律までできています。このような形で、市民を一緒に政策立案活動に参加してもらおうという手だてが講じられています。このようなことは日本でも今後参考になると思っています。
次です。行政の無駄は難しいですね。EBPMをしたから無駄になるというよりも、EBPMをしたら逆に、よりクオリティーの高い政策を求めて、よりお金が出ていく可能性があるかもしれない。したがいまして、いわゆる何らかの政策検証をした結果、それに基づいて直ちに行政の無駄、それが政策の無駄という言葉に置き換えれば、政策の無駄が導かれるという考え方は極めて冒険的でありまして、それを始めると逆に怖いのは、予算を切るためにこのような手法を用いるんだという方向に行ってしまって、ニュートラルな政策議論ができなくなってくる可能性がありますよね。
したがいまして、EBPMでも政策評価でも無駄を削減するためにやるんだというアプローチはすごく、いわゆる操作的な評価プロセスを生む、EBPMプロセスを生む可能性があるということを危惧する必要があるんじゃないかと思います。
以上でございます。
106
浜田聡政府参考人など
ありがとうございます。
次は、窪田参考人、そして西出参考人の順番に地方の事務事業評価についてお伺いできればと思います。
私は国会議員として、国民が納めた税金しっかり使われるべきという考えを当然念頭に置いて活動をしておりまして、その中で、最近の国民の減税を求めるやっぱり声というのはすごく重要だと思うわけですね。その中で、私が一つ注目している国民の流れとして草の根運動というのがあって、いろいろなものがあると思うんですけど、一つは全国各地で減税会という自主、自律分散的な会が立ち上がっているわけで、それぞれの地方自治体、いろんなところで減税会ができ上がってい…
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107窪窪田好男京都府立大学学長特別補佐・公共政策学部教授
非常に詳しい御質問をいただきまして、ありがとうございます。
その要因として考えていることは、一つは、やっぱり限られた行政のリソースをどこに配分するかという問題の中で、私の資料の中あるいは発言の中で自治体評価と申し上げてきた事務事業評価のようなものへのリソース配分がどうしても少なくなった面があるんだろうというふうに思っています。
その限られた資源、リソースを新しい事業をつくる、その行政の人材もそうですし、行政の予算、お金そのものもということなんですが、に振り向けるということにどうしても住民あるいは国民、それから行政職員や市町村の政治家の方々の判断は向か…
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108
浜田聡政府参考人など
ありがとうございます。大変参考になりました。
西出参考人にお伺いしたいんですけれど、やはりEBPMの定着は重要ということをおっしゃっておられまして、私も賛同するところでございます。
先ほど来、私が話していた中で、SNSが発展して行政のお金の使い方に敏感になった国民がいろいろと様々発信するようになったという状況に注目したいと思うんですけれど、その上で二点お伺いできればと思うんですけれど。
つまり、一点目は、EBPMのつくり方というところで、お偉い方であったり行政の方でEBPMをつくるというよりも、国民が、皆さんそれぞれがこの行政監視に参加してEBPM…
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- (上の発言)
109西西出順郎明治大学公共政策大学院教授
ありがとうございます。
まず一つ目の質問なんですけど、これに関しては、欧米で非常に最近注目を浴びている言葉でシチズンサイエンスというのがあるんですね。これは何かというと、いわゆる行政や大学機関の研究活動に一般市民も一緒にやってもらいましょうと。目的は何かというと、いわゆる、それらを政策に使うという前提なんですけれども、情報の透明性を高めること、それから参加している市民の一般的なリテラシーを高めましょうということ、それからいわゆるその研究に関して専門家の研究者のみが結論を導くだけではなくて一般の市民の人たちも研究に参加しましょうと。
背景にある考え方というのは、江戸時代には読書をするのは武士階級の特権だったかもしれないけど、今はもう誰しも読書をしますよね。それと一緒で、研究活動というのも研究者だけがすることじゃないんだと、一般の人が研究活動に参加しても当たり前の話なんだと。
独立研究者という言い方をしたり、市民研究者という言い方をするんですけれども、そういうことを一緒になって政策立案をしていきましょうという動きがあって、アメリカではクラウドソーシング・アンド・シチズンサイエンス法という法律までできています。このような形で、市民を一緒に政策立案活動に参加してもらおうという手だてが講じられています。このようなことは日本でも今後参考になると思っています。
次です。行政の無駄は難しいですね。EBPMをしたから無駄になるというよりも、EBPMをしたら逆に、よりクオリティーの高い政策を求めて、よりお金が出ていく可能性があるかもしれない。したがいまして、いわゆる何らかの政策検証をした結果、それに基づいて直ちに行政の無駄、それが政策の無駄という言葉に置き換えれば、政策の無駄が導かれるという考え方は極めて冒険的でありまして、それを始めると逆に怖いのは、予算を切るためにこのような手法を用いるんだという方向に行ってしまって、ニュートラルな政策議論ができなくなってくる可能性がありますよね。
したがいまして、EBPMでも政策評価でも無駄を削減するためにやるんだというアプローチはすごく、いわゆる操作的な評価プロセスを生む、EBPMプロセスを生む可能性があるということを危惧する必要があるんじゃないかと思います。
以上でございます。
110
浜田聡政府参考人など
ありがとうございます。
時間残っておりますので、引き続き西出参考人にお伺いしたいと思います。
全国自治体EBPMのデータベースで、その中でエビデンスを一元管理ということをおっしゃっておられました。そこについてお伺いできればと思うんですけれど。例えば、この一年前に同じように行政監視委員会で参考人質疑があったときに庄司昌彦さんという武蔵大学の教授の方とちょっとやり取りさせてもらったんですけれど、そのときに、一元管理の一つとして、事務事業評価のようなものを、各自治体ばらばらなんで、それを主要な評価項目を標準化したりオープンデータ化することで自治体間の比較で…
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111西西出順郎明治大学公共政策大学院教授
私の意識としては、そこまで自治体間の比較分析とか、それで共通の評価基準で測るとか、そういうところは意識はないといいますか、ちょっと消極的ですね。
比較が始まると何が起きるかというと、これも操作的な行動を起こす誘因になります。何事も優劣を付けたり、マルかバツかということをその作業の中で求められると想定した途端に、つくっている人たちはそれを想定して様々な活動を行います。それは人間が合理的な生き物だからです。自分に一番メリットがあるような行動を起こすような生き物だからです。
したがいまして、そういうところは少し、もう少し時間を掛けて考えていきましょう。どち…
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112
浜田聡政府参考人など
大変参考になるお話、ありがとうございました。
以上で終わります。
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