間隆一郎厚生労働省年金局長

2025年6月10日・第217回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 98 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 223 発言)

お答えいたします。

まず、今回の改正の基になっている今の公的年金の財政フレームは二〇〇四年改正ででき上がったものでございますけれども、これ、大事なことは、やっぱり将来世代の負担が過重なものとならないように、保険料の上限を固定した上で、その収入の範囲内で給付を行うマクロ経済スライドの仕組みを導入して負担と給付のバランスとか世代間の公平性に配慮した持続可能な仕組みにしたということでございます。

ただ、この肝腎のマクロ経済スライドが長引くデフレなどの中で発動しないケースもあり、基礎年金と報酬比例部分の調整終了期間が大幅にずれてきたと、こういう状況に対してどうするのかという課題でありまして、衆議院での修正はこれに答えを出していこうというようなことだというふうに受け止めております。

こうした中で、基本的に持続可能性を保ちながらも、世代間のバランス、もちろん将来的には国費も必要な、安定財源必要になりますけれども、全体として所得再分配機能を利かせる、で、将来世代の幅広い世代に対する改善を図っていくということは世代間の公平にかなうものではないかというふうには思っております。

そういうものがある上で、今回の改正法におきましては、それだけではなくて、被用者保険の適用拡大、やっぱり、働いて収入を増やしてまた年金も増やすといったことを応援していくこと、あるいは在職老齢年金制度の見直し、iDeCoの加入可能年齢の上限の引上げといった、将来の受給者の給付も充実させつつ現在の受給者の年金も増額させることで、世代間、こういった意味でも、今回、法案の修正部分を除いた部分につきましても世代間の公平にも配慮した改正事項を盛り込んだというふうに考えているところでございます。

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