挽文子でございます。
本日は、このような機会を与えていただき、厚く御礼を申し上げます。
近年、我が国の社会経済は、急速に進行する少子高齢化や人口減少、潜在成長力の停滞、自然災害の頻発化、激甚化、厳しい安全保障環境、行政のデジタル化の遅れなどといった難しい問題に直面しており、これらへの対応が喫緊の課題となっております。
会計検査院は、このような社会経済の動向を踏まえつつ、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、検査の結果に基づき、検査報告を作成して、内閣を通じて国会に御報告するという重要な使命を課されております。
会計検査院の組織は、意思決定を行う検査官会議と検査を実施する事務総局で構成されており、三人の検査官から成る検査官会議は、合議によって会計検査院としての意思決定を行うほか、事務総局を指揮監督しております。
私は、昭和六十二年に大学を卒業後、一橋大学大学院の教授等として、会計学、特に管理会計・原価計算について研究、教育を行うとともに、この間、政府の審議会等の委員を務めさせていただくなど、政府の施策等についても知見を深める機会を得ました。
そして、令和五年に両議院の御同意をいただいて検査官に就任し、以降、一年五か月弱、検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に携わってまいりました。
前回の所信で申し上げたように、事務事業などのライフサイクルコストや品質コストを検討する際に、私は、安全性と有効性を重視し、中長期的な視野に立ち、経済性を追求することが重要であると考えております。また、行財政の透明性、国民に対する説明責任の向上や事業運営の改善に資する検査が必要と考えており、私は、検査官として、これらのことを常に意識しながら、現在の社会経済の動向、国民の皆様の関心や国会での御審議の状況などにも注意を払って、検査官の職務に専念してまいりました。
この間、三件の国会及び内閣への随時報告、一件の国会からの要請に係る検査結果の報告を行い、また、昨年十一月六日には、令和五年度決算検査報告を取りまとめて内閣に提出したところです。
そして、令和七年次の会計検査について、国会における審議の状況に常に留意するなど、引き続き国会との連携に努めることとするなどの基本方針を定め、これに基づく検査の実施について事務総局の指揮監督に当たっております。
仮に検査官に再び任じられるとするならば、私は、これまで研究者として、また検査官として職責を果たしてきた中で培った知識、経験を生かし、国民の皆様の関心の所在や国会における御審議の状況に常に注意を払うなど、国民の目線を大切にしながら、検査官会議における公平かつ公正な意思決定に貢献することによって、検査官としての職責を担ってまいりたいと考えております。
以上、簡単ではございますが、私の所信を述べさせていただきました。
本日は、このような機会を与えていただき、改めて厚く御礼を申し上げます。
3
牧野たかお(自民)
次に、検査官の任命同意に関する件を議題といたします。
候補者から所信を聴取いたします。
まず、田中淳子君にお願いをいたします。田中淳子君。
この発言のページ
4田田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師
ありがとうございます。田中淳子でございます。
本日は、このような機会を与えていただきまして、厚く御礼を申し上げます。
まず、会計検査院につきましては、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、その結果に基づいて、検査報告を作成し、内閣を通じて国会に御報告するという大変重要な使命を課されているというふうに認識しております。
また、検査官につきましては、三人で構成される検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に関わり、事務総局を指揮監督するという非常に重い職責を負っているというふうに承知しております。
近年、日本の社会経済は、人口減…
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5
牧野たかお(自民)
ありがとうございました。
次に、挽文子君にお願いをいたします。挽文子君。
この発言のページ
- (上の発言)
6挽挽文子検査官候補者/検査官
挽文子でございます。
本日は、このような機会を与えていただき、厚く御礼を申し上げます。
近年、我が国の社会経済は、急速に進行する少子高齢化や人口減少、潜在成長力の停滞、自然災害の頻発化、激甚化、厳しい安全保障環境、行政のデジタル化の遅れなどといった難しい問題に直面しており、これらへの対応が喫緊の課題となっております。
会計検査院は、このような社会経済の動向を踏まえつつ、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、検査の結果に基づき、検査報告を作成して、内閣を通じて国会に御報告するという重要な使命を課されております。
会計検査院の組織は、意思決定を行う検査官会議と検査を実施する事務総局で構成されており、三人の検査官から成る検査官会議は、合議によって会計検査院としての意思決定を行うほか、事務総局を指揮監督しております。
私は、昭和六十二年に大学を卒業後、一橋大学大学院の教授等として、会計学、特に管理会計・原価計算について研究、教育を行うとともに、この間、政府の審議会等の委員を務めさせていただくなど、政府の施策等についても知見を深める機会を得ました。
そして、令和五年に両議院の御同意をいただいて検査官に就任し、以降、一年五か月弱、検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に携わってまいりました。
前回の所信で申し上げたように、事務事業などのライフサイクルコストや品質コストを検討する際に、私は、安全性と有効性を重視し、中長期的な視野に立ち、経済性を追求することが重要であると考えております。また、行財政の透明性、国民に対する説明責任の向上や事業運営の改善に資する検査が必要と考えており、私は、検査官として、これらのことを常に意識しながら、現在の社会経済の動向、国民の皆様の関心や国会での御審議の状況などにも注意を払って、検査官の職務に専念してまいりました。
この間、三件の国会及び内閣への随時報告、一件の国会からの要請に係る検査結果の報告を行い、また、昨年十一月六日には、令和五年度決算検査報告を取りまとめて内閣に提出したところです。
そして、令和七年次の会計検査について、国会における審議の状況に常に留意するなど、引き続き国会との連携に努めることとするなどの基本方針を定め、これに基づく検査の実施について事務総局の指揮監督に当たっております。
仮に検査官に再び任じられるとするならば、私は、これまで研究者として、また検査官として職責を果たしてきた中で培った知識、経験を生かし、国民の皆様の関心の所在や国会における御審議の状況に常に注意を払うなど、国民の目線を大切にしながら、検査官会議における公平かつ公正な意思決定に貢献することによって、検査官としての職責を担ってまいりたいと考えております。
以上、簡単ではございますが、私の所信を述べさせていただきました。
本日は、このような機会を与えていただき、改めて厚く御礼を申し上げます。
7
牧野たかお(自民)
ありがとうございました。
以上で候補者からの所信の聴取は終了いたしました。
挽参考人は一旦御退席いただいて結構でございます。
それでは、まず、田中参考人に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
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8
石橋通宏(立憲)
立憲民主・社民・無所属の石橋通宏です。
田中参考人に幾つか質問をさせていただきたいと思いますが、今、所信でもお述べいただいたとおり、御自身は長年にわたって、三十七年間という話もありましたが、日本放送協会、公共放送を担われる立場で、ジャーナリストとして様々国内外で活動されてきたというふうに理解をしておりますが、そのジャーナリストとしてこれまでいかに国家権力と向き合ってこられたか、田中参考人のその国家権力に対する姿勢、国民の代表としてのジャーナリズム、ジャーナリストとしての姿勢、少しお話をいただけないでしょうか。
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9田田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師
御質問ありがとうございます。大変重い問いかけをいただきました。
国家権力への向き合い方ということで、まず、この検査官のお話をいただいた際、私は、実はメディアとして国家権力というのと常にやはり対峙しておりますので、そこで相通じるところがあるなというふうに思いました。そこに非常に共感したというのが第一でございます。
私、アメリカでの取材も長かったですけれども、アメリカではメディアのことをウォッチドッグ、番犬というふうにも言っておりますけれども、やはり国家の行財政をチェックする、それを、国民は知る権利を持って、有しておりますので、国民に代わってメディアがそ…
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