熊谷直樹外務省大臣官房審議官

2025年6月12日・第217回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 54 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 171 発言)

お答え申し上げます。

まず、全般的な状況ということでございますが、六月六日に不法移民の取締りへの抗議デモ、これがロサンゼルスで発生いたしまして、その後、全米に拡大しております。

ロサンゼルスにおきましては、同市の警察が過激化した行動への対応に当たっているほか、同市の市長は一部地域に夜間外出禁止令を発出しております。また、米国政府もこれまでに同州の州兵計約二千人と海兵隊約七百人を動員しておりまして、また追加的に州兵二千人の動員指示がなされていると承知しております。

ロサンゼルス始めとする米国での抗議活動の状況及び米国政府の対応につきましては、米国には多くの在留邦人や渡航者もいることから、政府として引き続き大きな関心を持って事態の推移を注視しております。在ロサンゼルス総領事館等の在米公館も活用して情報収集を行い現状の把握に努めているというところでございます。

続きまして、邦人保護でございますが、在ロサンゼルス総領事館からは、領事メールを随時発出いたしまして、抗議活動の規模や場所等について情報提供しながら、抗議活動が行われている場所に近づかないよう注意喚起を行っているというところでございます。また、ロサンゼルス市長による夜間外出禁止令の発出を受けまして、在留邦人や渡航者に対しては、速やかに自宅、ホテルに帰るよう呼びかけているというところでございます。

また、外務本省の方からも、米国各地でも抗議活動が行われているという情報があることから、十日、米国全土に対するスポット情報というものを発出して注意喚起を行ったということでございます。

現時点までに邦人に被害が及んでいるという情報には接しておりませんが、政府といたしましては、今後とも状況を緊密にフォローするとともに、邦人の安全確保には万全を期していく考えでございます。

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