今村聡子文部科学省大臣官房文部科学戦略官

2025年4月8日・第217回国会 衆議院 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 113 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 160 発言)

お答え申し上げます。

委員御指摘の海外事例の一つとしまして、例えばスウェーデンにおきましては、二〇一〇年頃からデジタル教育が進められていたところ、直近でデジタル化の見直しが行われたと承知しております。そもそもスウェーデンは我が国と異なりまして人口が約一千万人と少ないこと、教科書検定による教科書の質保証がないことなど我が国と状況が異なることを考慮する必要がございます。

なお、スウェーデンにおきましては、デジタル教育の推進以降も国際学力調査のTIMSSでは過去三回とも成績が向上し、国際学力調査PISAでは二〇一五年、一八年と向上し、直近の二二年でのみ低下している状況でございます。このため、指摘されておりますスウェーデンにおける学力低下の原因が、スマートフォンの使い過ぎなど日常生活によるものではなく、デジタル教科書の使用によるものかどうか、同国の今後の学力調査の動向など、更に注視が必要であると考えております。

一方、デジタル教科書を推進している国としまして、例えば韓国では二〇一五年から全ての学校でデジタル教科書の使用が解禁され、またエストニアでは二〇〇八年から紙の教材が全てデジタル化され一八年から無償化となっております。両国はいずれも国際学力調査でトップクラスの成績を上げております。

中央教育審議会のワーキンググループの中間まとめにおきましては、こうした諸外国の状況を参考にし、教科書の形態として紙だけでなくデジタルによるものも認めるなどの方向性が示されておりますが、文部科学省といたしましては、パブリックコメントなどを通じて様々な意見にしっかりと耳を傾けつつ、次期学習指導要領の改訂も見据え、中央教育審議会ワーキンググループにおいて引き続き十分な御審議をいただきたいと考えております。

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