鈴木準株式会社大和総研常務執行役員

2025年2月25日・第217回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 136 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

重ねての御質問ありがとうございます。

先ほど、私、プライマリーな赤字とセカンダリーな赤字、ダブルでマネージしないといけないということを申し上げました。

プライマリーな赤字というのは、これは、まずは歳出の改革、歳出の効率化だと思います。それをまずやって、それでも足りなければ歳入改革ということで、場合によっては税制をいじるということがあろうかと思います。いずれにしても、プライマリーな赤字というのは、歳出と歳入を政策的に動かすことによって操作ができます。

一方で、セカンダリーな赤字、これは利払いでございますので、これは基本的には過去に発行してしまった国債、それから市場で決まっている、決まってきた金利によって規定されますので、プライマリーな赤字と比べて操作性がないわけであります。そのときに、成長率が高まるのと歩調を合わせて、秩序立った金利上昇であれば、これは私は別に問題はない、むしろ、より活力のある社会が実現するということだと思います。

政策的にできることは何かと考えてみますと、例えば国債管理政策というのは、日本の場合、国際的に見ても相当洗練された状況でございますので、そこはもうしっかりやっていただいている。あとは、やはり歳出改革ですね。これを、歳出改革の旗を降ろしてはいけない。今、市場参加者が日本国債というのは心配のない安全な資産だと見ているのは、これは、財政を破綻させない、絶対に日本の政府や日本の国会は財政を破綻させないということを信用している、信じているからでありまして、それが信じられなくなった瞬間に、例えば想像もできないような円安等が起こるんだと思います。

そういう意味では、歳出改革の旗を降ろさずに、国債発行のときに変な、無用なプレミアムを求められないという意味で、歳出改革を着実にやっていくということに尽きようかと思います。

以上でございます。

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