時間の関係で今日はこの程度にしますが、総理にちょっと二つまとめて御質問しますね。
パネルの二をお願いします。これは、政府内で長期金利と利払い費、これの推移する予想が違っているということを示したもので、財務省では、長期金利が、来年度、二〇二五年度は二%で、今後十年間、二%から二・五%の間で推移する。一方、内閣府の成長移行ケースというところでは、来年度一・三%となっておりますが、もう既に今の段階でもこれを上回って、非常に低い見通しになって、これが低い状況がしばらく続いた後、十年間、後半にかけて徐々に上がって、最後三%になっていく。利払い費の方も長期金利によって変わってくるわけですけれども、両者で利払い費が、十年間通算すると二十五兆円ぐらい変わってくるわけですよ。
私がなぜこれを問題にするかというと、金利のある世界になって、これから長期金利が上昇していくわけですね。さっき日銀総裁も言ったように、物価も長期金利が上がる要素ですから、物価が二%に上がれば、当然長期金利はそれ以上になってくるわけですよ。
そういう中において、やはり利払いに対する危機感、これが政府には足りないと思っていて、次のパネルをお願いします、これは私の方で作ったものですけれども、よく、公債依存度、つまり政府の歳入に占める借金の割合が二四・八%、こういう数字を指して、改善してきていると言うわけですよ。しかし、これは私は少しミスリーディングではないかと思っていまして、本当の意味で一年間に借金をしている数字はもっともっと多いわけです。
なぜならば、満期が来たものを返せないで借り換えているものが圧倒的に多いんです。これが百三十三兆円ぐらいあるので、それらも考慮して公債依存度を改めて出し直すと、二五%どころではなくて六五%にも達するわけですよ。これが、借換えをする都度、新しい金利になっていくわけですね。つまり、金利が上がっていくということは高い金利になっていく、高い金利になればなるほど非常に利払いが増えるわけですよ。
こうした情報も国民の皆さんにはちゃんと示して、そして、政府自らも、ちゃんと利払いということを意識した財政運営、先日来我々が指摘しているような、基金にお金を寝かせておいて利息だけ払っているなんてとんでもない。
そしてもう一つ、政府の見通しが政府内で違うという問題がありました。これは、独立財政機関をつくれば、一つの公正中立な機関できちっとした見通しが示せる。
この二つをやるべきだ。端的にお答えをお願いします。
84植植田和男日本銀行総裁
お答えいたします。
長期金利でございますが、委員のおっしゃったことをやや言い換えた表現で申し上げますと、私ども、国債買入れの減額を進めているわけですが、長期金利の形成に関しては、基本的に、先行きの短期金利の市場における見通し、それから国債保有に伴う各種リスクに応じたタームプレミアムを加えたものという形で、市場において形成されることが基本となるというふうに考えております。
したがいまして、具体的に、先行き、どういう水準に収束していくかということにコメントするのは差し控えたいと思います。市場において形成されるものですので、市場の経済、物価情勢に対する見方…
この発言のページ
85
階猛(立憲)
ちょっと説明が抽象的で分かりづらいんですが、まず、今、長期金利はコントロールしていないわけですから、日銀が客観的な見通しを示すということは問題ないと思っておりますけれども、先ほど私が言った二・六%ぐらいというのは、どうなんですか、大体それが当たらずといえども遠からじなのか、あるいは全く違うと考えているのか。
そして、先ほど、オペレーションを見直すこともあり得べしみたいなこともおっしゃっていましたけれども、どういう場合に、具体的にはどういう金利の状況があった場合に見直すのかということをもうちょっと具体的に説明できないでしょうか。お願いします。
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86植植田和男日本銀行総裁
長期金利の中長期的な水準ですけれども、これはまた別の表現をしますと……(階委員「短くお願いします」と呼ぶ)はい。実質金利がどれくらいの水準に長期的に収れんするか、それからインフレ率がどれくらいになるか、そして先ほど申し上げました長期に対応するタームプレミアムがどれくらいになるか、この三要素で決定されるかと思います。
インフレ率については二を目指しておりますので、ここは二に長期には収束していくということだと思いますが、長期の中立金利あるいはタームプレミアムがどれくらいかということには、非常に不確定性がございますので、具体的にコメントをするということは差し…
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- (上の発言)
87
階猛(立憲)
時間の関係で今日はこの程度にしますが、総理にちょっと二つまとめて御質問しますね。
パネルの二をお願いします。これは、政府内で長期金利と利払い費、これの推移する予想が違っているということを示したもので、財務省では、長期金利が、来年度、二〇二五年度は二%で、今後十年間、二%から二・五%の間で推移する。一方、内閣府の成長移行ケースというところでは、来年度一・三%となっておりますが、もう既に今の段階でもこれを上回って、非常に低い見通しになって、これが低い状況がしばらく続いた後、十年間、後半にかけて徐々に上がって、最後三%になっていく。利払い費の方も長期金利によって変わってくるわけですけれども、両者で利払い費が、十年間通算すると二十五兆円ぐらい変わってくるわけですよ。
私がなぜこれを問題にするかというと、金利のある世界になって、これから長期金利が上昇していくわけですね。さっき日銀総裁も言ったように、物価も長期金利が上がる要素ですから、物価が二%に上がれば、当然長期金利はそれ以上になってくるわけですよ。
そういう中において、やはり利払いに対する危機感、これが政府には足りないと思っていて、次のパネルをお願いします、これは私の方で作ったものですけれども、よく、公債依存度、つまり政府の歳入に占める借金の割合が二四・八%、こういう数字を指して、改善してきていると言うわけですよ。しかし、これは私は少しミスリーディングではないかと思っていまして、本当の意味で一年間に借金をしている数字はもっともっと多いわけです。
なぜならば、満期が来たものを返せないで借り換えているものが圧倒的に多いんです。これが百三十三兆円ぐらいあるので、それらも考慮して公債依存度を改めて出し直すと、二五%どころではなくて六五%にも達するわけですよ。これが、借換えをする都度、新しい金利になっていくわけですね。つまり、金利が上がっていくということは高い金利になっていく、高い金利になればなるほど非常に利払いが増えるわけですよ。
こうした情報も国民の皆さんにはちゃんと示して、そして、政府自らも、ちゃんと利払いということを意識した財政運営、先日来我々が指摘しているような、基金にお金を寝かせておいて利息だけ払っているなんてとんでもない。
そしてもう一つ、政府の見通しが政府内で違うという問題がありました。これは、独立財政機関をつくれば、一つの公正中立な機関できちっとした見通しが示せる。
この二つをやるべきだ。端的にお答えをお願いします。
88
石破茂(自民)内閣総理大臣
独立財政機関をどこに置くかということでございます。それは政府部内に置くのか、あるいは国会に置くのか、その置き方については議論のあるところだと思います。また、今、それは経済財政諮問会議がその役割を担っておるところでございまして、私自身、委員の御提案はそれなりに考えさせていただきますが、そういうものをどこに置くのか、いかなる権能を持たせるかということについて、また議論をさせていただきたいと思っております。
私も、利払い費についてはかなりの意識は持っております。金利のある世界というのは、そういうことを惹起するのは当然のことでございます。
そういたしますと、…
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89
階猛(立憲)
聞かれていないことまで丁寧にお答えいただいたんですけれども、一つ、私が申し上げたいのは、こういう、実態を考慮した公債依存度、見かけの公債依存度とは別にこうした数字も公表していただきたいので、是非お願いします。よろしいですか、結論だけ。
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石破茂(自民)内閣総理大臣
公表の仕組みは、分かりやすいような工夫というのは心がけてまいりたいと思っております。
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