大森直樹東京学芸大学現職教員支援センター機構教授

2025年6月13日・第217回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 76 発言)

御質問ありがとうございます。

私は、常々、教育研究の最前線は小中高の現場にあると考えているんですけれども、東京で、葛西であったり、あるいは新宿であったり、外国にルーツを持った子供たちがたくさんいる学校でずっと勤められてきた先生方からこういうことを教わったんですね。

その先生方、初めのうちは、やはり、外国から来た子供たち、日本語がハードルが高いですから、そこをケアするのが一番大事だろうと思って、一生懸命教えるんです。でも、それだけじゃ、何か子供たちの顔が晴れていかないんですね。何が必要かということを考えたら、外国から来た子供たちが自分のルーツの文化のことを自然に話せる、日本の子供たちがそれを一緒に話せる、そういう教室が必要なんだということに気がつかれたとおっしゃっています。

その先生方、どういうふうにやったかというと、学校でギョーザを作るんです。そのギョーザを作るときの何が起こるかの順番が、こう解説をされていたんですけれども、学校で、まずいギョーザじゃなくて本当においしい本物のギョーザを作ると、まず、先生たちが少し中国のことが好きになるんだそうです。二番目に、そうすると、日本の子供たちが前よりちょっと中国のことが好きになるんですね。そうすると、最後に、外国にルーツを持っている子供たちが中国のことが好きだという気持ちを出せるようになる。そういう順番で仲よく暮らせる学校をつくってきたんだというふうにおっしゃっていました。そんな辺りにヒントがあるのかなというふうに考えております。

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