伊藤学司文部科学省高等教育局長

2025年3月19日・第217回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 108 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 166 発言)

お答えを申し上げます。

令和五年十二月に閣議決定をいたしましたこども未来戦略におきましては、多子世帯の学生等の授業料等無償化に当たっては、対象学生に係る学業の要件について必要な見直しを図ることを含め、早急に具体化することとされたところでございまして、これを踏まえ、文部科学省で有識者会議を開催し、検討を行ってまいりました。

お尋ねの見直しにつきましては、具体的には、出席率について、現行、五割以下である場合には支援を打ち切ることとしていますが、有識者会議においては、出席率は、学生等本人の学修意欲や努力による要素が大きいという意見、現行の要件である五割以下というのはより厳しくすべきではないかとの意見などがあったことを踏まえて、六割以下を要件とすることとしてございます。

また、修得単位数については、現行、標準単位数の五割以下である場合には支援を打ち切り、六割以下であった場合には学生等本人に警告をすることとしておりますが、関係団体からの意見聴取において、標準単位数の六割以下は留年が決定する低さであって、警告の意味を成さないとの御指摘があったこと等を踏まえまして、水準をそれぞれ一割引き上げることとしてございます。

また、学修成果の質を見る観点から、相対評価による一定の成績を収めることについては、客観的な成績評価を行う方法として広く導入されていること、学生等に対する履修指導や学修指導と一体的に運用されているなどの利点や効果等を踏まえて設定をしているところでございます。

GPAは、現に進級や卒業の要件、大学独自の奨学金選考等の基準として用いている学校もございまして、こうした取扱いというのは妥当だというふうに考えてございます。

なお、やむを得ない事情がある場合には、疾病、災害等、しっかり、支援の打切り等を行わないこととしているところでございます。

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