お答えを申し上げます。
令和五年十二月に閣議決定をいたしましたこども未来戦略におきましては、多子世帯の学生等の授業料等無償化に当たっては、対象学生に係る学業の要件について必要な見直しを図ることを含め、早急に具体化することとされたところでございまして、これを踏まえ、文部科学省で有識者会議を開催し、検討を行ってまいりました。
お尋ねの見直しにつきましては、具体的には、出席率について、現行、五割以下である場合には支援を打ち切ることとしていますが、有識者会議においては、出席率は、学生等本人の学修意欲や努力による要素が大きいという意見、現行の要件である五割以下というのはより厳しくすべきではないかとの意見などがあったことを踏まえて、六割以下を要件とすることとしてございます。
また、修得単位数については、現行、標準単位数の五割以下である場合には支援を打ち切り、六割以下であった場合には学生等本人に警告をすることとしておりますが、関係団体からの意見聴取において、標準単位数の六割以下は留年が決定する低さであって、警告の意味を成さないとの御指摘があったこと等を踏まえまして、水準をそれぞれ一割引き上げることとしてございます。
また、学修成果の質を見る観点から、相対評価による一定の成績を収めることについては、客観的な成績評価を行う方法として広く導入されていること、学生等に対する履修指導や学修指導と一体的に運用されているなどの利点や効果等を踏まえて設定をしているところでございます。
GPAは、現に進級や卒業の要件、大学独自の奨学金選考等の基準として用いている学校もございまして、こうした取扱いというのは妥当だというふうに考えてございます。
なお、やむを得ない事情がある場合には、疾病、災害等、しっかり、支援の打切り等を行わないこととしているところでございます。
105
西岡義高(国民)
国民民主党の西岡義高です。
昨日に引き続きまして、よろしくお願いいたします。
私たち国民民主党、今、衆議院議員が二十八名ですけれども、その三分の二が一年生議員ということで、私も含めまして、一年生議員フル回転、全員野球で役割分担してやっておりますので、連日の登板となりますことを御容赦いただきたいと思います。
それでは、質問に先立ちまして、昨日御答弁いただいた中で、財源が限られている中で、負担が集中している期間を優先して支援するものとしているという御答弁がございました。そして、今日も何度も、財源が、財源がというお言葉がございました。
財源なんですけれ…
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106伊伊藤学司文部科学省高等教育局長
お答えを申し上げます。
今回の附則でも、四年間をめどに見直しという規定を設けてございます。これは、大学生、通常四年間支援することがこの法律、学部段階に入るお子さんが一番多いものでございますので、そうした上では、新しい制度ができ、支援対象になった方が卒業するまでのサイクルが大学の場合は四年でございますので、四年をめどにというような規定を設けてございます。これは、新制度が最初につくられたときにも同様の見直しの規定を設けたものでございます。
一方で、四年間全く見直さないということを規定しているものでは当然ございませんので、今後の社会情勢の変化を踏まえ、必要…
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107
西岡義高(国民)
ありがとうございます。
是非、積極的に前向きな見直しをどんどん図っていっていただきたいと思います。人づくりこそ国づくりと言うのであれば、やはり積極的な教育支援はどんどん行っていくべきだと思いますので、重ねてお願い申し上げます。
次に、学業要件について御質問いたします。
今回の改正で、支援が打切りとなる出席率が、五割以下から六割以下に厳しくなりました。修得単位数では、五割以下から六割以下に変更となります。卒業に必要な単位が百二十四単位だった場合、一年生では十八単位以下、二年生で三十七単位以下、三年生で五十五単位以下、四年生で七十四単位以下ですと支援打…
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- (上の発言)
108伊伊藤学司文部科学省高等教育局長
お答えを申し上げます。
令和五年十二月に閣議決定をいたしましたこども未来戦略におきましては、多子世帯の学生等の授業料等無償化に当たっては、対象学生に係る学業の要件について必要な見直しを図ることを含め、早急に具体化することとされたところでございまして、これを踏まえ、文部科学省で有識者会議を開催し、検討を行ってまいりました。
お尋ねの見直しにつきましては、具体的には、出席率について、現行、五割以下である場合には支援を打ち切ることとしていますが、有識者会議においては、出席率は、学生等本人の学修意欲や努力による要素が大きいという意見、現行の要件である五割以下というのはより厳しくすべきではないかとの意見などがあったことを踏まえて、六割以下を要件とすることとしてございます。
また、修得単位数については、現行、標準単位数の五割以下である場合には支援を打ち切り、六割以下であった場合には学生等本人に警告をすることとしておりますが、関係団体からの意見聴取において、標準単位数の六割以下は留年が決定する低さであって、警告の意味を成さないとの御指摘があったこと等を踏まえまして、水準をそれぞれ一割引き上げることとしてございます。
また、学修成果の質を見る観点から、相対評価による一定の成績を収めることについては、客観的な成績評価を行う方法として広く導入されていること、学生等に対する履修指導や学修指導と一体的に運用されているなどの利点や効果等を踏まえて設定をしているところでございます。
GPAは、現に進級や卒業の要件、大学独自の奨学金選考等の基準として用いている学校もございまして、こうした取扱いというのは妥当だというふうに考えてございます。
なお、やむを得ない事情がある場合には、疾病、災害等、しっかり、支援の打切り等を行わないこととしているところでございます。
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西岡義高(国民)
ありがとうございます。
当然、支援を受けて学校に行くわけですから、しっかり学業に集中してもらわないといけないというのは、私も賛成いたします。
ただ一方、この制度を利用する学生さんは、いわゆる苦学生と言われる、一生懸命生活費もアルバイト等で稼いでいるような学生さんも多いのではないかと想定できるわけであります。
そこで、もう一つの学業要件でありますGPA、成績評価の平均、これによる評価は私は問題があるのではないかと考えております。
このGPAによる評価では、GPAが、その通っている学部や学科などで下位四分の一に入ると警告を受けて、この警告、二回連続で…
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110伊伊藤学司文部科学省高等教育局長
繰り返しになるところもあるかと思いますけれども、高等教育の修学支援新制度の学業要件でございますが、支援を受けた学生の社会での自立、活躍を図るという制度の目的と、支援が公費で賄われるものであるということを踏まえ、設定をしているものでございます。
学業要件につきましては、先ほど申しましたような学修意欲というようなものをしっかり測ってまいりたいと思ってございますが、学修成果の質について一定の要件というものは必要だというふうに考えてございますので、修得単位数、授業への出席率のほか、各科目の評定平均値であるGPAというものを用いているところでございます。
この…
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111
西岡義高(国民)
ありがとうございます。
二〇二三年度末には、この学業要件の認定を受けた学生約二十五万七千人、このうち警告となった学生は約三万人でした。そのうち、GPA、この相対評価による評価で警告となったのは約二万八千人。警告を受けた学生の九〇%以上がこのGPA、相対評価による警告です。学業要件の判定を受けた学生全体から見ても、一〇%以上の学生がGPAで警告を受けているという状況です。
私は、この制度自体は成績優秀者のみを救う制度ではないと理解しています。苦学生でも安心して勉学に取り組むことができるような制度であるためにも、相対評価であるこのGPAによる要件は今後見…
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