江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年3月12日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 212 発言)

大変スケールの大きいお話だと思います。

基本法の議論を自民党で行っている最中にも、食料安全保障が今回の基本法の柱であるということであれば、この百万トンについて、更に上を目指すべきではないかという意見は自民党の中でも出ました。しかし、その議論の中で、御存じのように、百万トンを維持するために五百億のお金がかかっている、逆ざやも発生しているということであれば、財政見合いでこれぐらいにしておくのが妥当かということで今百万トンになっているわけであります。

御紹介いただいたように、ノルウェーのことは私は知りませんでしたけれども、例えば、フィンランドなんかは、穀物全体で国民の九か月分ということでありますが、人口が六百万人ということで、約二十分の一しかいない、そしてまた、国境を極めて厳しい国と接しているという安全保障上の緊張感がある。スイスはああいう国ですから、特別な国ですよね。しかし、ドイツなんかでいうと、ああいう国であっても、八千万人の人口ですが、数週間分しか備蓄をしていない。

貧困対策も含めて備蓄米を活用している国があることは存じ上げておりますが、これはよくよく考えなければならない問題だと思っています。

確かに、私も考えないわけじゃないんです。日本に入ってくる全ての輸入品の九九%が船によって運ばれてくる。シーレーンがもし塞がれてしまう、台湾有事とか不測の事態が起こったときに、果たして日本という国はやっていけるのかということを考えると、今の備蓄の量が適切かどうかということは考えないではありませんが、ただ、今の国民の理解、それから財政上の見合い、そういうことを考えると、百万トンという数字であることが適切だろうというふうに思っております。

これについては、言う必要はありませんが、いろいろ、この百万トンも多過ぎるんじゃないかという勢力もおりますので、国内には。そういうことについては、御意見は御意見として承っておくという程度にしておきたいというふうに思っております。

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