山本和徳中小企業庁事業環境部長

2025年5月28日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第24号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 47 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 171 発言)

お答えいたします。

今委員御指摘のありました資料に記載の事例につきましては、既に、現行の下請法の運用基準や下請振興法に基づく振興基準などにおきまして、考え方でございますとか、違反事例に当たるもの、これらを示しておるところでございます。

一方で、現状といたしまして、特にサプライチェーンの取引段階が深くなるほど価格転嫁率が低くなることや、型の保管費用を受注企業が負担しているなど、中小企業の負担となる状況はいまだ残っているものと認識しております。

経済産業省におきましては、取引適正化対策として、業種ごとに望ましい取引事例や現行下請法で問題となり得る事例を示した業種別ガイドラインの策定及び業界団体による自主行動計画の策定といった取組、加えまして、本年一月に石破総理から価格転嫁を阻害する商慣習の一掃について指示があったことを踏まえた、業界団体への業所管省庁からのハイレベルでの取引適正化の要請、さらには、年二回の価格交渉促進月間に基づき、発注企業の価格交渉、転嫁の状況を示した企業リストの公表など、様々な施策を事業所管省庁と連携して講じているところでございます。

さらに、型取引につきましては、近年、金型等を無償保管させた事業者に対する下請法上の勧告を公正取引委員会が多く実施しております。中小企業庁では、この勧告を受けまして、公正取引委員会と連名で、同様の違反行為が起こることのないよう関係業界団体に要請しており、改善の動きも見られるところと承知しております。

引き続き、これらの取組を粘り強く継続し、更なる取引適正化を促してまいる所存でございます。

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