伊東信久 (日本維新の会)

2025年3月21日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 164 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 210 発言)

国民の皆さんにとって、自分のコンピューターであったり、自分のところのIoT、監視カメラであったりとか、ああ、攻撃されたなということしか分からないわけですよね。

この能動的サイバー防御というのは、これに携わる政府機関としては、平時の段階でも、二十四時間三百六十五日実用が必要となっております。攻撃の主体の特定が重要であることから、逆に攻撃者側に侵入して、いざとなれば相手のコンピューターを無害化する、プログラムを無害化することは今大臣おっしゃったんですけれども、さて、問題となるのは、これが適法かということです。

特に、国際法上適法かつ正当な行為になり得るかどうかというのが大事で、このアクセス・無害化の措置は日本では警察権に基づいて行われまして、警察官職務執行法と自衛隊法も併せて改正しますけれども、自衛官が対応する場合も警察法に準ずる形を取ることになっておるので、多くの制約というのはもちろんあります。自衛権の行使であれば、警戒監視などかなり自由にできますけれども、警察権によるアクセスや無害化は、果たして国際法上大丈夫なんだろうかということですね。

警察権の行使は、緊急状態など、国際法上からはやはり限られたものになりますし、緊急状態は、重大かつ緊迫した危険から不可欠の利益を守るための唯一の手段でありまして、当該行為が相手国又は国際共同体の不可欠の利益を深刻に侵害せずに状態の発生に寄与していない場合には違法性阻却が認められるという考え方があり、平時の偵察行為は国際法上認められるとはやはり思えないんですけれども、今回の法案について、この整合性についての危惧はございませんでしょうか。

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