お話がございましたように、百年前に放送というメディアが始まりましたのは、その一年半前に起きた関東大震災で根拠のない流言飛語が広がり、人々の間に確かな情報を届ける手段が是非必要だという思いが広がった結果だというふうに承知してございます。
それから百年を経た今でございますが、SNSなどで真偽の定かでない情報が氾濫した結果、かえって本当のことあるいは確かな情報を入手しにくい状況となってしまっておるのではないか、本当のことを知りたいという人々の気持ちはより一層強まっているのではないかと感じてございます。そうした中で、公平公正で確かな情報や、豊かでよい番組、コンテンツを間断なく提供するというNHKの役割あるいは使命はこれまで以上に重要性を増しているというふうに認識してございます。
百年前に先人たちが抱いていた高い志と情熱に思いを致しつつ、長い歴史の中で積み重ねてきた豊富な経験あるいは知見を十分生かして、健全な民主主義の発達に資するという役割をしっかり果たしてまいりたいというふうに考えております。
169
竹内譲(公明)
この際、暫時休憩いたします。
午後零時六分休憩
――――◇―――――
午後四時四十一分開議
この発言のページ
170
竹内譲(公明)
休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。黒田征樹君。
この発言のページ
171
黒田征樹(維新)
日本維新の会、黒田征樹でございます。
朝からの委員会に続いて、昼から本会議、そして再び委員会再開ということで、皆さんお疲れだと思いますけれども、いましばらくおつき合いいただけたらと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
それでは、質疑に入らせていただきます。
まず初めに、稲葉会長にお伺いをしますけれども、公共放送の使命、役割についてであります。
一九二五年三月二十二日、当時の社団法人東京放送局、現在のNHK東京放送局から日本で初めてラジオ放送が発信され、今月の二十二日で開始からちょうど百周年を迎えます。放送開始から二十五年後の一九五〇年に放…
この発言のページ
- (上の発言)
172稲稲葉延雄日本放送協会会長
お話がございましたように、百年前に放送というメディアが始まりましたのは、その一年半前に起きた関東大震災で根拠のない流言飛語が広がり、人々の間に確かな情報を届ける手段が是非必要だという思いが広がった結果だというふうに承知してございます。
それから百年を経た今でございますが、SNSなどで真偽の定かでない情報が氾濫した結果、かえって本当のことあるいは確かな情報を入手しにくい状況となってしまっておるのではないか、本当のことを知りたいという人々の気持ちはより一層強まっているのではないかと感じてございます。そうした中で、公平公正で確かな情報や、豊かでよい番組、コンテンツを間断なく提供するというNHKの役割あるいは使命はこれまで以上に重要性を増しているというふうに認識してございます。
百年前に先人たちが抱いていた高い志と情熱に思いを致しつつ、長い歴史の中で積み重ねてきた豊富な経験あるいは知見を十分生かして、健全な民主主義の発達に資するという役割をしっかり果たしてまいりたいというふうに考えております。
173
黒田征樹(維新)
ありがとうございます。
今会長がお答えいただいたように、NHKが公共放送として果たす使命が重要なのはまさにおっしゃるとおりだというふうに思います。
ただ、テレビが始まった当初の文化を例えば醸成していくであるとか、テレビしかない場面で担っていた役割と、先ほども言いましたように様々なコンテンツが増えてデバイスも増えてとする社会背景の中でNHKが一体どういうふうな役割を果たしていくのか、我々はそこに踏み込んで、報道番組そして教育番組、福祉番組といった公が担うべきところと、それ以外の放送番組についてNHKが果たす役割、これをしっかりと見直していく必要があるん…
この発言のページ
174山山名啓雄日本放送協会専務理事
お答えいたします。
国際情勢が大きく揺れ動く中、日本の姿や正確な情報を世界に向けて積極的に発信していくこと、また日本に対する正しい理解を促進していくことが公共放送に課せられた極めて重要な役割であります。
今回の事案は、自ら定めましたNHK国際番組基準に抵触するなど、放送法で定められた担うべき責務を果たせなかったという、公共放送NHKの存在意義を揺るがす極めて深刻な事態だと捉えております。
NHKは、この事案を重く受け止めまして、去年九月に調査報告書を公表し、再発防止に取り組んでまいりました。
まず、ラジオ国際放送の英語を除く十六の外国語全てで、生…
この発言のページ
175
黒田征樹(維新)
今おっしゃられたように、この問題はNHKの公共放送としての信頼を失墜させるというだけではなくて、国益にも非常に影響のあるゆゆしき事態だというふうに感じておりますので、こういった対応とか対策、再発防止については着実に行っていただきたいというふうに思います。
ただ、スタッフについては、仄聞するところによると温厚な方で、そしてまた能力も高くてといったようなお話もありましたけれども、個人の暴走として捉えるんじゃなくて、やはりリスク管理の鉄則としては大きく構えて小さく収めるというところが必要かというふうに思います。そういった中で、少しの異変、そういったところも、…
この発言のページ