伊藤豊金融庁監督局長

2025年5月14日・第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 73 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 158 発言)

お答えを申し上げます。

委員御指摘のとおり、保険会社が出向の見直しを進めるに当たり、顧客への悪影響が生じないよう配慮することは非常に重要であるというふうに考えております。その上で、保険代理店は、現行の保険業法におきましても、保険募集の業務に関する健全かつ適切な運営を確保するための措置を自ら講じることが求められている点には御留意をいただく必要があろうかというふうに思っております。

また、保険会社が保険代理店に対して出向による業務運営の支援を行うことには悪い心配もございまして、出向元商品の優遇を招き、顧客の適切な商品選択の機会を阻害するおそれがあることに加え、他社顧客情報の不適切な共有や保険代理店としての自立の阻害などの弊害を生じさせるおそれがあるという指摘もあるところでございます。

こうした点を踏まえまして、先般公表いたしました保険会社向けの総合的な監督指針の改正案におきましては、保険会社が保険代理店に対する出向の適切性を判断、検証する際に留意すべき事項といたしまして、当該出向が顧客の適切な商品選択の機会を阻害しないか、当該出向先の保険代理店において、出向者が顧客等の同意なく当該保険代理店の顧客情報等を出向元の保険会社に共有するおそれが生じないことを確保しているかといったことを示したところでございます。

金融庁といたしましては、今後、このパブリックコメントを経て最終化される監督指針も踏まえながら、保険会社による出向方針の見直しや管理体制の改善等が真に顧客本位の業務運営に資するものとなっているか、しっかりと確認するとともに、保険代理店との対話を通じまして、現場の実態についてもしっかりと確認をしてまいりたいというふうに考えております。

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