和田有一朗 (日本維新の会)

2025年4月10日・第217回国会 衆議院 憲法審査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 48 発言)

日本維新の会の和田有一朗です。

意見を申し述べ、あと、国会図書館に質問をしたいと思っております。

昨年はまさにSNS選挙元年と呼ぶにふさわしい年であったと思います。いわゆる石丸現象に始まって、先ほどから話題になっている兵庫県知事選挙しかり、衆議院選挙しかり、ネットやSNSが選挙において大きな影響力を及ぼすことは明らかであります。既存メディアをネットが超えて新しい時代に入ったということがはっきりした、分岐点の年だったかも分かりません。

SNSが選挙や国民投票において活用されることは、もちろん誰もが自由に意見を表明でき、世の中を動かすことができるというメリットがありますが、フェイクニュース、フィルターバブルの影響により国民が両極端に分断されてしまうということが懸念されます。偽情報であっても知らず知らずのうちに真実だと刷り込まれてしまう危険性も実感しています。大変な時代だと私は思います。

私も、地元では朝の駅頭をしていますが、いまだにはっきりと厳しく、知事を辞めさせろという言葉と知事を守れという全く相反する二つの言葉を本当にたくさんの方からいただきます。両者歩み寄れない、折り合いのつかない状況があると私は感じていて、はっきりと県民が分断されているな、分断が進んでいるなと私は危惧をしています。五期県会議員をやりましたが、こんなことは今までありませんでした。なぜこんなことに兵庫県はなってしまったのかと私は悲しく思っています。

今私が感じているのは、ネットは選挙においては、正しい情報を広げるよりも、敵対味方というフレームを広げたり、政策論よりも敵をつくることを後押ししているのではないかと感じるようになってきました。

そこで、私は個人としては、実は、既存メディアの役割の重要性や責務が逆に求められるようになってきているのではないかと感じています。裏を取り、丁寧に記者が現場でニュースを集め配信をするという広範な作業、その機関、組織、これは社会にとって大切な基礎的なインフラだと思います。そういう意味で、既存の報道機関を更に公正中立なものとして健全に保護、育成する新たなフレームをつくる必要があるというふうにも私は思います。

さらに、私が懸念するのは、先週の審査会においても、先ほど来より出ている発言もありますし、私もしましたし、複数の委員が言っているように、こうしたネットやSNSの特性を利用して外国勢力が我が国に対して影響力を行使するのではないかという点です。

先週の読売新聞の報道では、ロシアが偽情報を流した結果、それを学習した生成AIが更に偽情報を流布するという再生産の構造が生じていると言います。人だけではなく生成AIまでもが偽情報に汚染され、更なる悪循環を生んでいる。ネットを通じた政治過程における外国勢力の介入、そしてそれによる国民の分断の危機を私は懸念しています。

そこで、せっかくですので、今回、国会図書館にお伺いします。

諸外国では外国勢力による偽情報の流布や政治への影響力行使について様々な対策がなされていると聞きますが、ロシア・メディア由来の偽情報を検証する取組が紹介されましたが、そうした取組の経緯や検証実績について、せっかくですので、参考までに教えてください。

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