福永哲郎経済産業省貿易経済安全保障局長

2025年6月6日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 5 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 60 発言)

ありがとうございます。

経済産業省では、二〇〇六年、先生からお話があったように、北朝鮮からの輸入を、二〇〇九年に北朝鮮への輸出をそれぞれ全面的に禁止して、今日に至っております。

輸出入禁止措置を講じる前の二〇〇五年の北朝鮮からの輸入額は約百五十億円、北朝鮮への輸出額は約七十億円でありましたが、この輸出入禁止措置をそれぞれ導入して以降、北朝鮮との輸出や輸入は原則として日本からは行われておりません。

我が国の実施する対北朝鮮措置は、北朝鮮による日本からの物資の調達や資金獲得の阻止に寄与しているというふうに考えております。一人当たりGDPもずっと低下傾向にあるなど、北朝鮮の引き続き厳しい経済状況と併せて考えた場合、一定の効果はあったものと認識しております。

一方で、北朝鮮の資金や物資の調達については、国連の安保理の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルによる報告書において、北朝鮮が、石炭、鉱物資源、繊維製品等を不正輸出している、更に言えば、金融機関や暗号資産取引所等へのサイバー攻撃、こちらを通じて暗号資産を窃盗して資金洗浄している、さらに、中国、アフリカ、東南アジア、ロシア等において北朝鮮労働者の雇用が継続している、こういった様々な事象があり、北朝鮮による制裁違反、回避が疑われている事例が報告されております。

経済産業省を始め日本政府としては、引き続き、関係省庁と緊密に連携しながら、対北朝鮮措置を厳格に実施しながら、これらの対策にも取り組んでまいりたいと思っております。

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