久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

2025年5月21日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 204 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 216 発言)

お答え申し上げます。

専用線オンライン工事の標準工期につきましてですけれども、これは事業者があくまでも標準的な期間として示すものでございますけれども、例えば、東京電力パワーグリッドのホームページでは、専用線敷設の標準工期が本来十か月程度である一方、現状は二十二か月程度の工期となるおそれがあるといった通知がなされているというふうに承知をしてございます。

本来は標準工期で工事が実施されることが望ましいということだと思いますけれども、事業者によりますと、先ほど申し上げたとおり、専用線に使用する一部の電子部品について、受注の増加に生産が追いついておらず、調達に時間を要することから、思うように工期の短縮が進められない状況であるというふうには聞いてございます。

ただ、先生御指摘のとおり、調整力市場への新規参入の促進というのは重要でございますので、こうした状況について引き続き事業者に確認を進めていくとともに、一般送配電事業者と部品製造事業者との間でこうしたサプライチェーンをめぐる状況につきましても適切なコミュニケーションが図られているかといったことを確認してまいりたいというふうに考えてございます。

それから、オフライン枠の上限値を長期脱炭素電源オークションと同様に三十メガワット未満まで引き上げるべきではないかという御提案をいただきました。

長期脱炭素電源オークションにおける蓄電池の参入要件は、元々十メガワット以上であったものが、現在は三十メガワット以上に引き上げられております。これは、巨額の初期投資の回収に対して長期的な収入の予見可能性を付与するという長期脱炭素電源オークションの制度の趣旨、あるいは足下の応札状況などを踏まえて、より大規模な案件を主な対象とするために見直しが行われたものでございます。

一方で、需給調整市場におけるオフライン枠は、新規参入促進の観点から、一般送配電事業者の安定供給を毀損しない範囲内において、参入要件を緩和すべく導入された制度でございます。

このように、両制度の参入要件の趣旨は異なっておりまして、長期脱炭素電源オークションにおける要件変更を踏まえて需給調整市場における要件を変更すべきとの考えになるものではないというふうに考えてございます。

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