御指摘のとおり、カーボンニュートラル社会の実現に向けまして、ライフサイクル全体の排出削減に寄与する製品、サービスが適切に評価、選択される、そのような市場を創出することは非常に重要だと思ってございます。
製品のライフサイクル全体の排出量を表す指標としてはカーボンフットプリントが使われてございまして、経済産業省では、CFP、カーボンフットプリントの基本的な考え方それから算定方法などを示したガイドラインの公表とか、製品別算定ルールの策定支援を行うなど、CFP算定環境の整備を行ってきてございます。また、政府の公共調達についても、グリーン購入法でCFPを算定した特定の製品を重点的に調達すべき品目として位置づけまして、初期需要の創出を促してございます。
それから、委員御指摘のようなケース、例えば先進的な省エネエアコンみたいなものですけれども、製品が消費者に渡って利用される段階で従来のものより排出削減に寄与する一方で、市場でその製品が支持されて売れるがゆえに、結果、増産のためにメーカーの製造段階での排出量が増加してしまうようなケースも考えなきゃいけないということで、こうしたケースに対応するために、経済産業省では、国内の産業界やWBCSDと連携をしまして、こうした社会への貢献を評価する、これは削減貢献量と言ってございますけれども、これのグローバルスタンダード化を後押ししてきてございます。世界的な経済団体でありますWBCSDのガイダンスとして位置づけられたことによりまして、削減貢献量というのは世界的にも普及しつつあるということで、こうしたCFPでは必ずしも評価し切れなかった切り口からのアプローチを含めて、市場創造を積極的に推進してございます。
ライフサイクル全体での環境価値を有する製品が適切に評価されまして、マーケットで選好されていくように、引き続き環境の整備にしっかりと取り組んでまいりたい、こう思ってございます。
131
岡野純子(国民)
こんにちは。国民民主党の岡野純子でございます。
質疑の時間をいただきまして、ありがとうございます。午前中の最後の質疑者ということで、お疲れのところ、おつき合い、どうぞよろしくお願いいたします。
私、本日、大臣に答弁をお願いをしておりませんので、もしお忙しければ離席いただいても結構です。
今回、この法案について質疑をするに当たりまして、対象になります排出量十万トン以上の企業の皆さんとこれまで様々に意見交換をしてまいりました。本日は、その中で交わされた意見についてお聞きしたいのと、あと二つ目としまして、これは日本だけでの課題ではありませんので、今後、国…
この発言のページ
132龍龍崎孝嗣内閣官房GX実行推進室次長
お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、本制度の導入に当たりましては、特定の業種、事業者に負担が偏ることのない、公平性と実効性を担保した制度となるよう、産業の実態などを踏まえた丁寧な検討が必要であると考えてございます。
このため、昨年度内閣官房に設置しましたGX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキングチーム、これにおきまして、多排出産業を中心に産業界等からの集中的なヒアリングを行ってきたほか、私ども、個別に各業種とも累次の議論を積み重ねて、実態や課題を聴取してきてございます。
ワーキングのヒアリングにおきましては、特に排出枠の割当ての考え方…
この発言のページ
133
岡野純子(国民)
どうもありがとうございました。
この間、話を聞いていて、今回のこの法案に対して、これは我々議員側もそうですけれども、GXそのものが反対だなんていう人は、今、時代の潮流からいってもいらっしゃらないと肌感としてはあるんですけれども、ただ、その中で、いいね、前向きにやっていこうというような気持ちのある人が果たしているかというと、それも、いろいろな業界の方、皆さん、やらなきゃしゃあない、時代の要請でやるしかないからという、前向きだけれども後ろ向きみたいなところをちょっと感じておりまして、ですので、今、透明性という言葉を十回近くお使いいただいたので、その点は安心…
この発言のページ
- (上の発言)
134龍龍崎孝嗣内閣官房GX実行推進室次長
御指摘のとおり、カーボンニュートラル社会の実現に向けまして、ライフサイクル全体の排出削減に寄与する製品、サービスが適切に評価、選択される、そのような市場を創出することは非常に重要だと思ってございます。
製品のライフサイクル全体の排出量を表す指標としてはカーボンフットプリントが使われてございまして、経済産業省では、CFP、カーボンフットプリントの基本的な考え方それから算定方法などを示したガイドラインの公表とか、製品別算定ルールの策定支援を行うなど、CFP算定環境の整備を行ってきてございます。また、政府の公共調達についても、グリーン購入法でCFPを算定した特定の製品を重点的に調達すべき品目として位置づけまして、初期需要の創出を促してございます。
それから、委員御指摘のようなケース、例えば先進的な省エネエアコンみたいなものですけれども、製品が消費者に渡って利用される段階で従来のものより排出削減に寄与する一方で、市場でその製品が支持されて売れるがゆえに、結果、増産のためにメーカーの製造段階での排出量が増加してしまうようなケースも考えなきゃいけないということで、こうしたケースに対応するために、経済産業省では、国内の産業界やWBCSDと連携をしまして、こうした社会への貢献を評価する、これは削減貢献量と言ってございますけれども、これのグローバルスタンダード化を後押ししてきてございます。世界的な経済団体でありますWBCSDのガイダンスとして位置づけられたことによりまして、削減貢献量というのは世界的にも普及しつつあるということで、こうしたCFPでは必ずしも評価し切れなかった切り口からのアプローチを含めて、市場創造を積極的に推進してございます。
ライフサイクル全体での環境価値を有する製品が適切に評価されまして、マーケットで選好されていくように、引き続き環境の整備にしっかりと取り組んでまいりたい、こう思ってございます。
135
岡野純子(国民)
ありがとうございます。
適切に評価されるようにということで、その企業や商品の印象を上げていくということの発信のサポートをしていくというところもありますし、公共調達ということで、金銭的なインセンティブという話もあったのかと思います。
いずれにしても、この制度によって商品開発への意欲をそぐことがないようにというところを懸念して、このことを聞かせていただきました。
では次に、三三年から有償オークションが開始されましたら、電力会社については化石燃料賦課金と二重の負担が発生することになります。この法案三十二条二項で、適切な調整を行うとしておりますが、具体的な…
この発言のページ
136龍龍崎孝嗣内閣官房GX実行推進室次長
カーボンプライシングの導入に当たりましては、同一の炭素排出に対して二重の負担を課すことにならないような制度設計が必要だと考えてございます。
御指摘のとおり、有償オークションが導入されます二〇三三年以降は、同一の炭素排出に対する負担が重複しないように、化石燃料賦課金との間で必要な調整を行う措置を導入する予定でございます。
具体的な措置の方法でございますけれども、今後、二〇三三年に向けて有償オークションの実施の詳細設計を検討していく中で、手続の執行可能性の観点も踏まえまして併せて決定をしていきたい、こう思ってございます。
この発言のページ
137
岡野純子(国民)
その措置の内容というのは今後検討だけれども、重複排除は行っていくということで確認ができました。
若干の関連ですけれども、既存エネルギーの関係諸税、揮発油税、石石税、温対税ですとか、制度、省エネ法、温対法、高度化法、FIT制度などによる負担が事業者に、負担と言っていいのか、発生しているわけですが、カーボンプライシングという新たな負担がまた生まれる、この関係性についてどのように捉えているのか。趣旨が重複する制度について、在り方はどうあるべきかというところを伺いたいと思います。
この発言のページ