龍崎孝嗣内閣官房GX実行推進室次長

2025年5月14日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 132 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 223 発言)

お答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、本制度の導入に当たりましては、特定の業種、事業者に負担が偏ることのない、公平性と実効性を担保した制度となるよう、産業の実態などを踏まえた丁寧な検討が必要であると考えてございます。

このため、昨年度内閣官房に設置しましたGX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキングチーム、これにおきまして、多排出産業を中心に産業界等からの集中的なヒアリングを行ってきたほか、私ども、個別に各業種とも累次の議論を積み重ねて、実態や課題を聴取してきてございます。

ワーキングのヒアリングにおきましては、特に排出枠の割当ての考え方につきまして、代替技術が確立されていない業種におけますトランジションの重要性、過去からの削減努力の評価や生産拠点の国外移転リスクへの配慮、制度の導入によってイノベーションの原資を損なわないための配慮、それから、生産活動が抑制されることがないような制度上の工夫の必要性などにつきまして多くの意見がございました。

こうした意見も踏まえまして、累次申し上げていますように、本制度では、業種特性を考慮したベンチマークによる割当てを基礎としながら、制度開始前の排出削減実績やカーボンリーケージのリスク、GX分野の研究開発投資の実施状況、それから事業所ごとの生産規模の増減等を勘案をして割当て量を調整することとしてございます。

これらの措置の詳細につきましては今後検討していくことになりますけれども、その際には、各業種の特性や実態を踏まえつつも、他方で、おっしゃられていたように、いかに制度としての透明性、公平性を確保していくかが課題でございます。

このため、こうした詳細、具体の決定に当たりましては、専門的、技術的知見を有します有識者から構成される産業構造審議会におきまして、透明性ある形で丁寧に議論を行う中で案を固めてまいりたい、こう思ってございます。

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