田尻貴裕経済産業省大臣官房審議官

2025年3月19日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 57 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 128 発言)

お答え申し上げます。

化石燃料賦課金を含みます成長志向型カーボンプライシングにつきましては、経済成長と排出削減を両立させることを目的として導入するというものでございまして、この点において、ほかの制度とは歳入の使途や水準の決定方法において考え方が異なるというふうに認識をしてございます。

まず、使途につきましては、二〇二八年度から開始する化石燃料賦課金等を償還財源といたしまして、発行してございますGX経済移行債を活用いたしまして、民間のGX投資に対する二十兆円規模の大胆な先行投資支援を令和四年度の補正予算から実施をしているところでございます。

このGX経済移行債を活用した支援措置につきましては、排出削減のみならず、産業競争力の強化や経済成長にも貢献する事業であるということを要件としてございまして、この考え方に基づいて、例えば次世代のペロブスカイト太陽電池であったりであるとか、製鉄プロセスの革新電炉への転換の支援などが措置をされているところでございます。

このように、歳入の使途について経済成長や産業競争力の強化を目的としているという点で、既存の税制や賦課金とは異なるというふうに考えているものでございます。

また、化石燃料賦課金の水準の決定方法につきましては、社会全体でGXに向けた行動変容を促しつつ、関連産業、国民生活への影響も最大限配慮して、エネルギーに係る負担の総額を中長期的に減少させていく中で導入するということが現行のGX推進法にも明記されてございまして、こういう考え方も既存のものとは異なるというふうに考えてございます。

このように、化石燃料の賦課金につきましては御指摘の既存の制度とはその趣旨や具体的な設計が異なるものであり、重複をするものではないというふうに認識してございますけれども、いずれにいたしましても、エネルギー負担抑制の観点というものを踏まえながら、事業者、国民にとって恩恵のある制度になるように、今後も適切に制度を運営してまいりたいというふうに考えているところでございます。

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