お答え申し上げます。
まず、経済産業省では、NEDOを通じまして、二〇二一年度から二〇二四年度にかけまして、廃食用油等からSAFを製造する、HEFAと呼ばれていますけれども、HEFAの技術への研究開発支援といたしまして、コスモ石油の堺製油所における大規模な製造実証を行ったところでございます。その結果、日本初の大規模な製造プラント、これは大体年間約三万キロリットルでございますけれども、昨年十二月に完工いたしまして、本年四月に供給が開始をされております。
また、HEFAの技術に次ぐ大規模製造可能な技術でございますけれども、エタノールからSAFを製造する、ATJと呼ばれています、アルコール・トゥー・ジェットの略でございますが、この技術につきまして、これはグリーンイノベーション基金を活用して二〇二二年度から支援を行っておりまして、これは現在、出光興産が千葉事業所にてプロジェクトを進めてございます。
それから、今後、SAFの中長期的な需要拡大に対応するためには、木くずですとか都市ごみ、そういったものからSAFを製造する技術、ガス化をしてガスから燃料に合成する技術でございますけれども、その改良と高度化に取り組むということで、新たな製造技術の開発も支援しているところでございます。
引き続き、こうした取組を通じまして、SAFの製造技術開発に取り組む事業者を後押ししてまいりたいと考えてございます。
205沼沼崎満子(公明)
ありがとうございます。
今、課題を教えていただきましたけれども、SAFの国内製造をこれからますます促進していく必要性があると思いますが、そちらに対しては具体的にどのような取組を行っているでしょうか。今御紹介いただきました安定的なSAFの原料確保や国内で国際競争力のある価格設定を実現するために、製造コスト削減に対する支援や取組などについてお聞かせください。
この発言のページ
206和和久田肇資源エネルギー庁資源・燃料部長
お答え申し上げます。
SAFを供給していく上での課題は、原料の安定調達それから価格であるというふうに認識をしてございます。
経済産業省といたしましては、国際競争力あるSAFを国内で製造するために、GX経済移行債を活用いたしまして、今後五年間で約三千四百億円の大規模なSAF製造設備への投資支援を行っております。本年二月には四件の投資計画を採択したところでございます。
また、国内投資を促進する観点からは、戦略分野国内生産促進税制を措置いたしまして、SAFの生産、販売量に応じた税額控除を受けられるよう措置をしているところでございます。
加えまして、原料…
この発言のページ
207沼沼崎満子(公明)
ありがとうございます。かなり大規模な支援が進んでいるなというふうに感じました。
また、これからより効率的にSAFの製造を国内で進めていくための技術開発などに対する支援もございましたら教えてください。
この発言のページ
- (上の発言)
208和和久田肇資源エネルギー庁資源・燃料部長
お答え申し上げます。
まず、経済産業省では、NEDOを通じまして、二〇二一年度から二〇二四年度にかけまして、廃食用油等からSAFを製造する、HEFAと呼ばれていますけれども、HEFAの技術への研究開発支援といたしまして、コスモ石油の堺製油所における大規模な製造実証を行ったところでございます。その結果、日本初の大規模な製造プラント、これは大体年間約三万キロリットルでございますけれども、昨年十二月に完工いたしまして、本年四月に供給が開始をされております。
また、HEFAの技術に次ぐ大規模製造可能な技術でございますけれども、エタノールからSAFを製造する、ATJと呼ばれています、アルコール・トゥー・ジェットの略でございますが、この技術につきまして、これはグリーンイノベーション基金を活用して二〇二二年度から支援を行っておりまして、これは現在、出光興産が千葉事業所にてプロジェクトを進めてございます。
それから、今後、SAFの中長期的な需要拡大に対応するためには、木くずですとか都市ごみ、そういったものからSAFを製造する技術、ガス化をしてガスから燃料に合成する技術でございますけれども、その改良と高度化に取り組むということで、新たな製造技術の開発も支援しているところでございます。
引き続き、こうした取組を通じまして、SAFの製造技術開発に取り組む事業者を後押ししてまいりたいと考えてございます。
209沼沼崎満子(公明)
ありがとうございます。私の知らない様々な技術が随分進んでいるということに期待を覚えました。
また、SAFの導入に当たっては、製造コストや運用コストが非常に高いということが懸念されております。航空業界がコスト負担をすることになりますけれども、負担軽減のためにどのような支援策が検討されているか、教えてください。
この発言のページ
210秋秋田未樹国土交通省航空局航空ネットワーク部長
お答えをさせていただきます。
利用側における軽減策という御質問でございますが、国土交通省といたしましては、SAFの原料の多様化はコストの低減に資すると考えておりますことから、新たな原料によりSAFの製造を目指される国内事業者が行います国際認証の取得に当たりまして、これを支援するなど、国産SAFの安定供給に向けた環境整備に取り組ませていただいております。
その上で、国際競争力のある国産のSAFと既存のジェット燃料との差額につきましては、これを環境価値と捉えまして、利用者に御負担をいただくことが基本になろうか、このように考えております。このため、SAFの…
この発言のページ
211沼沼崎満子(公明)
ありがとうございます。
利用者の負担ということもございますので、しっかり周知、啓蒙ということも重要になってくると思いますが、私が今回この質問をしようと思ったきっかけというのが実はございまして、横浜市で、イオンさんと協力して家庭用の廃食油を回収する、そういった事業をやっておりまして、その視察をしたことが興味を持ったきっかけになりました。こういった取組も周知には非常に重要だなというふうに思っております。
イオンなどの企業が家庭用廃食油の回収拠点を設置してこのような取組を行っていますけれども、SAFの原料として活用できる家庭から排出される廃食用油の回収率は…
この発言のページ