古波藏契東京科学大学未来社会創成研究院准教授

2025年6月13日・第217回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 67 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 92 発言)

マクロな質問と捉えてしまって、意図を酌みかねて、失礼しました。

おっしゃるとおりかなと思います。労働者協同組合の法人としての強さというのは、なかなかうまく言語化されていないところがあるんですけれども、明確にここは強みだなと経験を通しても言えるのは、感情労働の領域ですね。

つまり、例えばホテルで、ああ、ここに来てよかったなと思えるのというのは心からおもてなしを受けたときだと思うんですけれども、人の心、言ったら他人が来ているだけなので、本当にこの人をもてなすというのは、深い深い演技、自分でも本当にそう思わないといけないようなかなりレベルの高い労働になってしまうので、それに対しては相当な額の対価を払わない限りは得られない、かなり高級なサービスになっちゃうわけですよね。

なんですけれども、そうしろと言われたら幾らくれるのという話になるんですけれども、労働者協同組合というのは、ある種、客を選ぶというところもあるんですが、自分たちでどういうふうにしてやるか、働き方のマニュアルから対価まで全部自分たちで決めるので、相手にもよるんですけれども、ある種、心からの労働というのがすごく楽なんですね。

例えば、うちの書店に来る人たちを結構もてなすんですが、はっきり言って時給は常に最低賃金べた張りなんですけれども、感情労働でいうと、ずっといてくれる客が結構多い。やはり満足しているんですよね。何か、こうやってつくられるつながりが本物だというふうに感じてくれているし。じゃ、やっている本人たちが疲れるかというと、そうでもない。自分たちで決めてやっているので、余り感情的に摩耗しないというのがあります。

なので、おっしゃるとおり、観光業と労働者協同組合というのは、余り言われていないところなんですけれども、かなり相性がいいと思います。

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