橋本幹彦 (国民民主党)

2025年4月17日・第217回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 155 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

パレードの話もいただきました。パレードが美しい軍隊は実戦に弱いという言葉もあります。まさにその警句を自衛隊も直視して変わりつつあるのだと思います。

ただ、それを装備品を充てて処遇改善してというところは、これも大事ですけれども、仏像作って魂込めずのようなものだと思うんです。

あるいは、大臣もラグビーをされますけれども、ラグビーでいったら、例えばビデオ判定を入れますとか、それをドローンで撮って分析とか中継できるようにしますとか、そういったところはとても充実しているけれども、肝腎の今いるメンバーの例えば錬成のところにちゃんとしたコーチをつけているのかとか、どういう理論に基づいて体をつくっていくのかとか、そういったところが弱いのではないかという問題意識があります。それも知的基盤の根本というか、真髄がドクトリンだと思います。

先ほど海上自衛隊ドクトリンを引用しましたけれども、果たしてここで書かれたミッションコマンドが本当のミッションコマンドなのかというと、私は疑問です。

これはいろいろな議論があるわけです。米国の論文を見ても、グーグルで調べれば出てくる話は幾らでもあるわけですけれども、自衛隊のミッションコマンドの理解はこの程度なのかというところは、逆に弱点をさらしているようなものだと思うんです。

ミッションコマンドですとか分権的な指揮、ここは今後の自衛隊のキーワードになってくると思います。ストラテジックコーポラル、戦略的伍長という議論が米国でありました。現場の一兵卒であっても博士号を持っていて、国際情勢の認識を持った上で任務を遂行しなければ、国全体としての戦略に大きな影響を与えてしまう。だからこそ戦略的伍長なんです。一人の判断に戦略が懸かっている、そういうような作戦もあるわけです。

是非、知的基盤を抜本的に強化していく。そのときには、ドクトリンは大事ですけれども、ドクトリンをたまたまその部署にいた者が考えるのではなくて、防衛大学校、防衛研究所、あるいは各学校で論文を積み重ねていって、あるいは「陸戦研究」ですとか「鵬友」といった、廃刊されてしまいましたけれども、そういう平場の議論を大事にしていって知的基盤を底上げしていくことが極めて重要だと思いますが、大臣、いかがでしょうか。

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