江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2024年12月19日・第216回国会 参議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 292 発言)

まあ複合的な原因だと思います。

まず、農業を選ぶということについてのハードルがあります。私も、地元でもいろいろ聞かれると思いますけれども、自分は農業で苦労した、長男だから仕方がなく農業を継いだ、だけど、おまえにはこんな苦労させたくないからしっかり勉強して、そしていい会社に勤めなさいと言う人がたくさんいました。我々の世代の人たちは大体そうですよ。そういった親の気持ちというのもあったと思いますが。

そして、まあ余り話すと話が長くなりますが、子供たちも、私の田舎にいても、やはり一度は東京に出てみたい、田舎は大好きだけど、一度はやっぱり東京に行って自分の可能性を試してみたい。これについては全く誰もブレーキを掛けることはできません。職業選択自由ということは憲法上も認められていることでありますから。そういったこともあると思います。

そして、構造的には、やはり農業はきつくて、そして社会的評価もそんなに高くなくて、格好いい仕事としては認められない。そして、所得についても、もうけている人もいますよ。昨日の衆議院の委員会でも申し上げました。私の地元にも、土なんか触ったことないと、俺は経営者だと、百姓ではあるけれども、そしてとんでもなくいい車にも乗っていると。まあ家もすごい家に住んでいらっしゃいますよ。そういう成功事例もありますが、しかし、その反面、非常に家族経営で苦労しながら先祖伝来の土地を守っておられる農業者もいらっしゃる。

そういう所得とか、そういう労働環境の問題もあると思いますが、様々な複合的な原因を併せ持って今の目標達成がかなっていないという現状だというふうに認識いたしております。

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