向井康二公正取引委員会事務総局官房審議官

2024年12月19日・第216回国会 参議院 経済産業委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 60 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

委員御指摘のとおりでございまして、今年度の調査の結果では、コスト別の価格転嫁率といたしまして、労務費では六二・四%、原材料価格では六九・五%、エネルギーコストでは六五・九%の結果が得られております。

他方で、中小企業庁が先月公表いたしました価格交渉促進月間二〇二四年九月のフォローアップ調査の結果でございますが、コスト全体での価格転嫁率は四九・七%というものでございます。

そうしますと、一見、公正取引委員会の調査結果との間で数値の乖離があるように見えるということでございます。この要因につきましては、公正取引委員会の特別調査の質問の仕方ということでございまして、あくまで受注者から価格転嫁の要請額に対する引き上げられた金額の割合というものをお聞きしているというものでございます。そのような要請額は、御指摘のとおり、実際のコストの上昇分の満額ではなく、上昇分のうち受注者が発注者に受け入れられると考えられる額に抑えられている可能性もあるというふうに考えましたところでございまして、この点につきまして留意する必要があるということを調査結果として記載をしたところでございます。

公正取引委員会といたしましては、受注者が価格転嫁を十分に要請しやすい環境を整える必要があるということは当然認識しておりますので、引き続き労務指針の周知徹底を更に進めると。現在検討中でございましたが、下請法につきましても、改正法案を早期に国会に提出することを目指して検討作業を加速させていきたいと考えてございます。

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