楠正憲デジタル庁統括官

2026年4月1日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 105 発言)

自治体情報システムの標準化、ガバメントクラウド移行後の運用経費の増加につきましては、多くの自治体から御懸念や財政支援を求める声をいただいてきたところでございます。

この運用経費が増加する主な要因といたしましては、デジタル人材の逼迫や賃上げに伴う人件費の増加、物価高等の外的な要因に加えまして、機能やセキュリティーの高度化、システムがクラウド環境に最適化できていないこと、ガバメントクラウドに移行するシステムと移行しないシステム併存することによる基盤の重複、ネットワーク管理費用の発生等の構造的な要因等があるというふうに分析をしておりますが、その実態は各自治体においても様々でございまして、十分な精査が必要というふうに考えているところでございます。

デジタル庁では、この問題に関し、昨年六月に策定した運用経費の増加に係る総合的な対策に基づきまして、運用経費の抑制、適正化に向けて取り組んでおります。

具体的には、当面の対策として、各自治体が行う見積精査への支援の強化を行うとともに、クラウド利用料の更なる各種割引等の交渉を行っておりまして、さらに、システム運用管理の省力化、自動化の推進など、構造的な要因等に対する対策を進めているところでございます。

その上で、各種施策を講じてもなお一時的に増加すると認められる運用経費については、国と地方が協力して計画的に抑制、適正化するための国庫補助事業を創設いたしまして、あわせて、人件費、物価の増加等の外的な要因等による恒常的な経費の増加分につきましては、令和八年度の普通交付税で措置を講ずることとしております。

これらの措置によりまして、令和八年度の移行後の運用経費の増加分に対しまして国において必要な財政措置を講ずるとともに、引き続き、国と自治体が協力をして、移行後のシステム運用の最適化を進め、所期の効果の発現に努めてまいります。

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