梅村みずほ (参政党)

2026年6月26日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 210 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 228 発言)

参政党の梅村みずほでございます。高市総理、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、参議院でも衆議院に続きまして審議を重ねてまいりましたけれども、これまでの中で明らかになったのは、新設される防災庁、省庁の縦割り問題の解消には一定役割を果たされるのかなと思うんですけれども、残念ながら、予算、人員、権限、責任のいずれも最小限にとどまるのではないかなというところでございます。

災害対策基本法における災害の定義上は、必ずしも自然災害だけではなく、人為的災害も含まれるというふうに先ほど総理からも御答弁ございましたけれども、役所からの答弁を聞いていますと、本法案は自然災害の事前防災を主眼としているということが分かります。

また、南海トラフ地震等を念頭に置きながらも、災害対応は従来どおり地方によるボトムアップを前提としておりまして、甚大で広範な災害であったとしても、国がトップダウンで初動対応を行う仕組みというのは想定されておりません。勧告権であるとか地方の防災局、またふるさと防災職員の創設も含めて、現行の内閣府防災の枠組みでも十分実現できる内容ではないかなと考えております。

お手元の配付資料一、二ページ目は、東日本大震災で首長を始め幹部職員ら四十名が犠牲となられた岩手県大槌町の津波犠牲職員状況調査報告書の冒頭でございます。これ、フルボリュームですと百十二ページにわたるんですけれども、読んでおりますと、被災自治体の職員、自らが被災者ですよね、被災しながらこの情報収集ですとか初動対応、住民支援に当たることの困難さと葛藤というのが伝わってまいります。

こうした教訓を踏まえるのであれば、防災庁は事前防災だけではなく、原子力災害や武力攻撃事態を含む複合災害にも対応できる組織として、一定規模以上の巨大災害時には国が主体となってトップダウンで意思決定を行う仕組みでありますとか、その際の国と被災自治体との役割分担、指揮命令系統まで制度として整備すべきだったと考えております。

総理、このような方向性について、今後御検討いただけますでしょうか。

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