山地憲治公益財団法人地球環境産業技術研究機構理事長

2026年5月13日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 44 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 138 発言)

御質問ありがとうございます。

三つのE、エネルギー安全保障と経済効率性、環境適合性、私、先ほども申し上げた、いずれも大事ですけれども、ただその強調点は変わってきているということで。

ただ、今までもずっと強調してきたのは、安全保障と環境適合性だと思います。まず、オイルショックがありましたから、安全保障からまず始まったと言っていいと思う。その後、一九九〇年代に入って、環境適合性の中でも、元々大気汚染だったのが今温暖化対策になって、九〇年代後半から、特に今世紀に入って温暖化問題が世界的にも非常に重大な課題になったので、ちょっと温暖化問題に対する環境適合性の意義が突出して多くなっていた。その中の象徴が先ほど質問もあった二〇五〇年カーボンニュートラルですけれども、ちょっと過度になっていた。そこに、現在は国際情勢もあるけれども、やっぱりエネルギー安全保障も大事なんだなということで、今、基本計画の中ではある意味明記された形でエネルギー安全保障としている。

ただ、私が歴史的なことを申し上げたのは、恐らく、やっぱり二等辺三角形というのは恐らく正しい。エネルギー安全保障も地球温暖化問題も非常にやっぱり長期的に対応していかなきゃいけない。ただ、安全保障問題というのはトピック、トピックで起こるから時々忘れちゃうんですけれども、そういう平時のときも安全保障を忘れないようにしていく、それが大事じゃないかと思います。

かといって経済合理性、効率性が必要ないということは全然言うつもりはありませんで、経済効率性というのはある意味自然に求められていくものだと。むしろ今の電力システム改革が、これを本当に実現していけるのかどうか、そこも検証の中を踏まえた今後システム改革の更に調整していくというところで生かしていただきたいと、そういうふうに考えているところでございます。

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