今のお話を伺っていて、私は、イラク戦争の後、占領組織でCPAというのができましてそこに出向していたので何となく分かるんですが、イランがこのままどのような形になるか知らないけど、停戦が仮に実現したとして、現政権が残ったとしても、恐らくいろんなオプションがというか、可能性があると思いますね。非常に強い政府が残るか。いや、残らぬでしょう。じゃ分裂するか。いや、しないかもしれない。
しかしながら、そこで十分外国の援助団体なり外国の援助組織が入ってきて、そして安全に国づくりができるのかということを考えますと、私がイラクにいてグリーンゾーンの中にいたときも外でドンパチやっていましたし、ロケット弾どんどん飛んできましたから、それでもやったんですね。それはなぜやったかというと、CPAという組織があったからです。
だけれども、もしイランで、これ頭の体操でしかありませんが、この後何か混乱が起きたときに、中央政府が十分機能しない、そしてそれに対して、じゃ、支援をする相手若しくは受皿、そういうものがあるのか。そうすると、どの程度の権限が我々にもらえるのか、若しくは特権・免除があるのか。安全のことを考えますと、非常に私は難しいだろうなと思います。やる気はあっても、やれないというのがポイントじゃないかと思います。
ついでに言いますと、私が実は一番恐れているのはそれでして、仮に停戦ができたとしても、ある程度中央政府が弱体化した場合に、テヘランはいいかもしれませんけれども、地方に行ったときにどのくらい力の真空ができているかということを考えますと、場所とタイミングをよく考えてでないと、各国とも、日本も含めてですけれども、援助はしたいけれども、具体的な案を作りにくいという状況が生まれる可能性は十分あると思っています。
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伊勢崎賢治(れいわ)
まさにそこなんですね。実は、僕、元研究者でありまして、「テロリストは日本の「何」を見ているのか」という本を書きまして、全然売れなかったんですけどね。何というのかな、IAEAももちろん、日本の三・一一、あれが世界で大教訓を与えたんですね、教訓を与えたんですね。IAEAも本当にこの核セキュリティーの協力とか人材育成の重要性を、繰り返し繰り返しこれを強調するようになりました。
御存じのように、アメリカはかなり進んでいまして、僕はこの本でこれを扱ったんですけど、フォース・オン・フォースみたいな、つまり、政府が企画した武装した集団を逆に商業原発の警備隊と戦わせる…
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260松松尾豪合同会社エネルギー経済社会研究所代表
やはりその安全保障、特にその防衛や警察、自衛隊や警察との連携というのは、これは発電所個々でそれぞれ連携をしている。特に、その地域の警察や自衛隊等々との連携というものが進んでいるとは理解をしています。
ただ、じゃ、これで果たして完璧なのか。例えば、これまでの国際情勢を前提にした警備計画でいいのかどうなのかというのは、まさにこの地政学リスクが高まってきている状況の中で議論が必要なところであるのではないかと、このように感じております。
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伊勢崎賢治(れいわ)
宮家先生、お願いします。
イラン情勢であります。
おととい、昨日、停戦、微妙ですけれども、今、仲介やっているのがパキスタンという、非常にコントラバーシャルな核保有国が、パキスタンが今焦点になりつつありますね。
こんな感じでいつか停戦が来たとして、これ頭の体操なんですけれども、デー・アフターですね、デー・アフター、その辺から多分イランの戦後復興という話が国際社会の関心事になってくると思います。実は、国連のある部署からもう既に僕にも照会が、意見具申の照会が来ておりますね。特に、湾岸諸国やヨーロッパ諸国はエネルギー供給の安定化、これは我々にとっても同じで…
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- (上の発言)
262宮宮家邦彦キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問
今のお話を伺っていて、私は、イラク戦争の後、占領組織でCPAというのができましてそこに出向していたので何となく分かるんですが、イランがこのままどのような形になるか知らないけど、停戦が仮に実現したとして、現政権が残ったとしても、恐らくいろんなオプションがというか、可能性があると思いますね。非常に強い政府が残るか。いや、残らぬでしょう。じゃ分裂するか。いや、しないかもしれない。
しかしながら、そこで十分外国の援助団体なり外国の援助組織が入ってきて、そして安全に国づくりができるのかということを考えますと、私がイラクにいてグリーンゾーンの中にいたときも外でドンパチやっていましたし、ロケット弾どんどん飛んできましたから、それでもやったんですね。それはなぜやったかというと、CPAという組織があったからです。
だけれども、もしイランで、これ頭の体操でしかありませんが、この後何か混乱が起きたときに、中央政府が十分機能しない、そしてそれに対して、じゃ、支援をする相手若しくは受皿、そういうものがあるのか。そうすると、どの程度の権限が我々にもらえるのか、若しくは特権・免除があるのか。安全のことを考えますと、非常に私は難しいだろうなと思います。やる気はあっても、やれないというのがポイントじゃないかと思います。
ついでに言いますと、私が実は一番恐れているのはそれでして、仮に停戦ができたとしても、ある程度中央政府が弱体化した場合に、テヘランはいいかもしれませんけれども、地方に行ったときにどのくらい力の真空ができているかということを考えますと、場所とタイミングをよく考えてでないと、各国とも、日本も含めてですけれども、援助はしたいけれども、具体的な案を作りにくいという状況が生まれる可能性は十分あると思っています。
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伊勢崎賢治(れいわ)
僕も、宮家先生と同じようにアフガニスタンでそれをまた経験したんですけれどもね。
最後、時間があれなんですけれども、GCC諸国、バーレーンとか、もちろんオマーンも含めて、米軍抱えていますよね。今回、デー・アフターが来たとして、米との関係どうなるか、ちょっと御意見をいただきたい。なぜかというと、多分これセキュリティージレンマ、ある種の、置かれていたと思うんですよね。
つまり、米国、それらの国は米国の抑止力に、米軍の抑止力に依存する一方で、米軍の駐留がイランの報復を招くという、これは一種のセキュリティージレンマだと思うんですけれども、これがこのデー・アフタ…
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264宮宮家邦彦キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問
私には水晶玉がないので予測は難しいんですが、あえて申し上げると、GCCの方には申し訳ないけれども、あそこは基本的に都市国家です。そして、人口も限られています。そして、確かに最新兵器はアメリカから買っているかもしれませんが、軍隊の組織としてどれだけ戦闘力があるか、抑止力があるかと言われれば、ううんと疑問を持たざるを得ない。それに対してイランとの関係でいえば、イランは圧倒的に強い。
ですから、私は、仮にどのような形で戦後になるにせよ、GCC諸国がアメリカの依存から脱却することはできないと思います。ですから、それは、ただし、もっとうまいやり方をこれから考えて…
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伊勢崎賢治(れいわ)
ありがとうございました。
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