留保財源の仕組みについては先ほど局長から答弁させましたが、その部分においては一般財源が増える仕組みということでございます。
それで、この自治体の税収確保インセンティブを強化するという観点からはこの留保財源率をもう少し引き上げるということも考えられるわけでございますが、逆に地方交付税による財源保障の範囲が縮小すると。それから、地方税収が減少した場合ですね、減少する局面において自治体の財政運営が不安定になると。そういう課題もあるということでございまして、こうした点について、財政力の弱い自治体からは、地方交付税の財源保障機能の方を強化する観点からこの留保財源率を引き下げるべきだと、こういう意見も一方で寄せられているところでございます。
また、地方自治体が課税自主権を活用して超過課税でございますとか法定外税を導入した場合には基準財政収入額には算入しないということでございますから、普通交付税の減少にはつながらず、一般財源が増加すると、こういう仕組みにもなっておるところも申し添えておきたいと思います。
引き続き、地方の御意見も踏まえて、地方自治体の税収確保努力、これを促しつつ、安定的な財政運営に支障が生じないように適切に対応してまいりたいと考えております。
235
牛田茉友(国民)
地方交付税制度には、いわゆる留保財源が存在します。地方税収が増えた場合は地方交付税はどのように変更されますか。
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236出出口和宏総務省自治財政局長
お答えをいたします。
普通交付税の算定上、地方税収につきましては、原則として各自治体における標準的な税収入見込額の七五%を基準財政収入額に算入しておりまして、残りの二五%、いわゆる留保財源は基準財政収入額に算入をいたしておりません。このため、基準財政需要額が一定と仮定した上で地方税収が増加した場合、交付団体におきましては、増収分の七五%は基準財政収入額の増加を通じて普通交付税が減少いたしますが、増収分の二五%、つまり留保財源分は自治体の手元に残りますので、地方税、交付税を合わせた一般財源はその分増加するという仕組みになっております。
なお、不交付団体…
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237
牛田茉友(国民)
この増収分に注目したいんですけれども、増収分の七五%は普通交付税が減額されると今おっしゃいましたけれども、自治体が努力して税収を増やしても、その増収分の多くが交付税の減額という形で調整されまして、自治体の実質的な手取りは必ずしも大きく増えないという指摘があります。
こうした仕組みが地方自治体の増収努力の意欲を弱めているのではないかとの指摘がありますが、増収努力が報われる制度とすべきではないか、大臣の認識をお伺いいたします。
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- (上の発言)
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林芳正(自民)総務大臣
留保財源の仕組みについては先ほど局長から答弁させましたが、その部分においては一般財源が増える仕組みということでございます。
それで、この自治体の税収確保インセンティブを強化するという観点からはこの留保財源率をもう少し引き上げるということも考えられるわけでございますが、逆に地方交付税による財源保障の範囲が縮小すると。それから、地方税収が減少した場合ですね、減少する局面において自治体の財政運営が不安定になると。そういう課題もあるということでございまして、こうした点について、財政力の弱い自治体からは、地方交付税の財源保障機能の方を強化する観点からこの留保財源率を引き下げるべきだと、こういう意見も一方で寄せられているところでございます。
また、地方自治体が課税自主権を活用して超過課税でございますとか法定外税を導入した場合には基準財政収入額には算入しないということでございますから、普通交付税の減少にはつながらず、一般財源が増加すると、こういう仕組みにもなっておるところも申し添えておきたいと思います。
引き続き、地方の御意見も踏まえて、地方自治体の税収確保努力、これを促しつつ、安定的な財政運営に支障が生じないように適切に対応してまいりたいと考えております。
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牛田茉友(国民)
地方税財源を安定的に確保するために、地方交付税の在り方も含めた地方税財政制度全体の充実に向けた検討が必要ではないかと考えますが、大臣の見解をお伺いいたします。
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林芳正(自民)総務大臣
まさに牛田委員が今おっしゃっていただいたように、総務省として、どのような地域であっても一定水準の行政サービスを提供できるような財源を保障すると、これは国の責務であると、そういうふうに考えております。
令和八年度地方財政計画においては、物価高ですとか社会保障関係費や人件費の増などを適切に反映いたしまして、一般財源総額について交付団体ベースで前年度を大幅に上回る六十七・五兆円を確保いたしました。また、地方交付税総額についても前年度を一・二兆円上回る二十・二兆円を確保をして、この地方財源の充実に努めたところでございます。
一方で、地方財政審議会の下に設置さ…
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牛田茉友(国民)
今回質問した趣旨は、東京と地方を対立的に捉えるというわけではなくて、制度改革全体の議論を進めていくことが重要だと考えまして、質問させていただきました。今後の議論をしっかりと注視していきたいと思います。
時間となりましたので、関連質疑に移らせていただきます。
ありがとうございました。
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