後藤斎議員から、中東情勢への対応について二問お尋ねをいただきました。
まず、ナフサに関する中東依存度の引下げ目標及び代替調達についてお尋ねをいただきました。
今回のような有事に備え、ナフサについて平時から、国内精製に加え、中東以外の国からの調達も行い、調達源を多角化してまいりました。結果、今回の中東情勢緊迫後でも、日本全体として必要となる量は年度を越えて供給できる見通しとなっています。
その上で、我が国としてナフサの中東依存度の具体的な数値目標を設けてはいませんが、国民生活の基盤となる石油化学製品の原料の特定国への過度な依存は望ましくありません。
引き続き、ホルムズ海峡封鎖の長期化も想定しつつ、ナフサに加え、川中製品の輸入も含め、更なる代替調達に向けて取り組んでまいります。
原油、LNGの調達多角化について一問お尋ねがありました。
中東依存度のリスクの程度は、その時々の国際情勢や市場動向、国内のエネルギー需要など、多くの要素に左右されることから、一概にリスクとみなす調達比率や多角化に関する目標値は設定しておりません。
その上で、原油の中東依存度は約九四%です。今回の中東情勢の緊迫化を契機に民間事業者の多角化に向けた議論が自発的に進んでおり、政府としても、積極的な資源外交やJOGMECによるリスクマネー供給を通じて、供給源の多角化を推進してまいります。
また、LNGの中東依存度は約一一%で、原油よりも多角化が進んでいます。政府として、緊急時に備えた国内への融通余力の確保や海外からの代替調達の体制構築を通じて、LNGの供給源の多角化と安定供給確保に万全を期してまいります。(拍手)
〔国務大臣鈴木憲和君登壇、拍手〕
11
後藤斎(国民)
国民民主党・新緑風会の後藤斎でございます。
会派を代表し、質問をいたします。
今、国民生活を覆う最大の不安は、明日の暮らしの見通しが立たない不安です。食品、電気、ガソリン、物流費、建設資材、農業資材など、あらゆる価格が上がり続ける一方、賃金上昇は物価高に十分追い付かず、国民は深刻な負担増に直面しています。
政府は、補正予算を通じ、迅速かつ的確な支援を行う必要があります。国民民主党は、現役世代の手取りを増やし、家計を支え、地域経済を下支えする政策を建設的に提案をしてまいりました。しかし、財源、対象、効果が曖昧なままでは、国民の安心にはつながりません。…
この発言のページ
12
高市早苗(自民)内閣総理大臣
後藤斎議員の御質問にお答えいたします。
ナフサの供給状況と産業への影響についてお尋ねがございました。
ナフサについては、代替調達が進み、従来の八五%の水準まで回復するとともに、川中の製品輸入が大幅に進んだため、四月の在庫活用を〇・一か月分に抑えることができ、現時点の中間在庫は一・七か月分となっています。このため、ナフサ由来の化学製品を含む石油製品は、年度を越えて供給が継続できる見通しです。
昨日の中東関係閣僚会議では、シンナー、塗料、塩ビ管といった川下製品ごとに川中在庫の量を公表いたしております。あわせて、ナフサ関連のサプライチェーンの川上から川下…
この発言のページ
13
片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
後藤議員から、補正予算における予備費の目的、執行の透明性と財源についてお尋ねがありました。
今般創設する中東情勢等対応予備費は、中東情勢に伴うエネルギー価格高騰といった我が国経済への影響を始め、国際情勢の変化に伴う影響への対応に使用できるようにするものです。
引き続き、執行状況の公表を含めた透明性の確保に努め、十分な説明責任を果たしてまいります。
また、歳入については、真に緊急性のある一時的な対応として特例公債を発行することとしておりますが、国債発行額全体の中で調整を行うことで市中への発行額は増やさずに対応することとしており、国債マーケットに大きな…
この発言のページ
- (上の発言)
14
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
後藤斎議員から、中東情勢への対応について二問お尋ねをいただきました。
まず、ナフサに関する中東依存度の引下げ目標及び代替調達についてお尋ねをいただきました。
今回のような有事に備え、ナフサについて平時から、国内精製に加え、中東以外の国からの調達も行い、調達源を多角化してまいりました。結果、今回の中東情勢緊迫後でも、日本全体として必要となる量は年度を越えて供給できる見通しとなっています。
その上で、我が国としてナフサの中東依存度の具体的な数値目標を設けてはいませんが、国民生活の基盤となる石油化学製品の原料の特定国への過度な依存は望ましくありません。
引き続き、ホルムズ海峡封鎖の長期化も想定しつつ、ナフサに加え、川中製品の輸入も含め、更なる代替調達に向けて取り組んでまいります。
原油、LNGの調達多角化について一問お尋ねがありました。
中東依存度のリスクの程度は、その時々の国際情勢や市場動向、国内のエネルギー需要など、多くの要素に左右されることから、一概にリスクとみなす調達比率や多角化に関する目標値は設定しておりません。
その上で、原油の中東依存度は約九四%です。今回の中東情勢の緊迫化を契機に民間事業者の多角化に向けた議論が自発的に進んでおり、政府としても、積極的な資源外交やJOGMECによるリスクマネー供給を通じて、供給源の多角化を推進してまいります。
また、LNGの中東依存度は約一一%で、原油よりも多角化が進んでいます。政府として、緊急時に備えた国内への融通余力の確保や海外からの代替調達の体制構築を通じて、LNGの供給源の多角化と安定供給確保に万全を期してまいります。(拍手)
〔国務大臣鈴木憲和君登壇、拍手〕
15
鈴木憲和(自民)農林水産大臣
後藤斎議員から、肥料の調達先の多角化についてのお尋ねがありました。
中東は、肥料原料のうち尿素の主産地域でありますが、尿素の輸入につきましては、既にマレーシア、ベトナム、韓国など多角化を進めてきており、中東からの輸入は全体の五%程度と限定的であります。
本年の秋作業に使用する肥料原料はおおむね調達のめどが立っており、今後は、来年の春作業に使用する肥料原料の確保に向けて、緊張感を持って対応する必要があります。
このため、私自身、五月一日にマレーシアを訪問し、尿素について、主要な製造業者である国営企業より我が国への安定供給の確約を得るとともに、さらに長…
この発言のページ
16
関口昌一議長
後藤君から再質疑の申出があります。これを許します。後藤斎君。
〔後藤斎君登壇、拍手〕
この発言のページ
17
後藤斎(国民)
総理から、供給の、ナフサの供給は十分であるというお話がありましたが、ナフサをガソリンや軽油と同じように価格抑制の対象に入れるかどうか、その質問を私はしたわけでありますから、是非、対象に入れるというお答えをいただけますように、再度総理にお尋ねをいたします。(拍手)
〔内閣総理大臣高市早苗君登壇、拍手〕
この発言のページ