金子道仁 (日本維新の会)

2026年6月9日・第221回国会 参議院 文教科学委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 28 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 79 発言)

非常に重要な御回答だと思います。

つまり、一定の確認という言葉の中に、全てを確認することがもう難しくなってきているという内容が含まれていると私は理解しておりますし、これは一定仕方がないことではないかなと思うんです。

そこで、さらに、外国語の翻訳より更に一歩進んだAIが教科書に搭載される場合はどのように検定をしていくのかということについて御質問していきたいと思います。

まず、資料を御覧ください。今日は二つ資料を出させていただきました。

まだ、教育現場でAIを使った場合にどのようなメリット、デメリットがあるか、そのような研究がなかなかない中で、まず一つ目の資料は、これCOMPASSという会社、キュビナというAIドリルを出しておられる、大体、今、自治体の数でいうと千ぐらいの自治体には入っているというふうに伺っています、かなり多くの子供たちが利用しているAIドリルですが、これを慶応大学の中室先生と研究をした際に、二万人規模で検証した場合、一週間当たりの利用頻度、習熟度等が、スコアが上がると正答率が上がるという、教育の質にプラスの効果があるというような、そのような研究資料が出ております。

他方で、資料の二枚目を御覧ください。これは、東京大学の吉田先生の研究資料を今日は使わせていただいておりますけれども、トルコの高校生千人に、AIを使う際の三グループで、自由利用型AI、つまり無制限に自由にAIを使う場合と、ガードレールを付けたAIを使わせる場合と、AIを使わない、その三つの対照群で実験を一年間した際に、発見一としては、AIを利用中の演習成績としては、自由型AIもガードレール付きAIを使った子供たちも共に成績が良かったと。しかし、AIを使わない試験では、自由利用型のAIの成績は、AIなしの対照群、つまりAIを使っている人の方が使わない人より学力が落ちたという成果も出ています。発見の三のところで、その成績低下の背景には、AIを考える補助ではなく答えを得る近道として使う傾向があった。そして発見四に、AI利用が自分の学習を損ねていることを必ずしも自覚していなかったという、非常に示唆に富んだ研究が出ております。

ポイントとしては、AIを使うということよりも、答えを与え過ぎない設計、ガードレールというものが必要なのではないかというふうに私自身は考えております。

今、教育現場では令和六年のガイドラインがありますけれども、先生の力量に懸かっていると。学習指導要綱に基づいて適切に使用するようにということで、言わば道もない、舗装路もない中で安全運転を心掛けてくださいと。せめてガードレールを造る必要があるのではないかと思っております。

令和六年のガイドラインの早期改定が必要だと思いますが、文科省の見解をお聞かせください。

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