渡邊滋外務省大臣官房審議官

2026年7月9日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 154 発言)

メルコスールでございますけれども、人口約三億人、GDPは約三兆ドルの経済規模を有する魅力的な成長市場でございます。また、日本産農産物・食品の輸出促進を含め、新規市場開拓の上でも大きな可能性があると考えてございます。また、メルコスールは、農産品の生産が大きい地域ではございますけれども、重要鉱物、エネルギー、穀物等の資源も豊富に有していることから、メルコスールとの経済関係強化は経済安全保障の強化にも寄与すると考えてございます。

さらに、メルコスール加盟国は我が国との間で長い信頼と友好の歴史を有しておりまして、価値や原則を共有するとともに、最大の日系社会を介した特別なきずなを有してございます。加えまして、こうしたメルコスールとの経済関係強化は、グローバルサウスとの連携強化といった戦略的な意義も有するものでございます。

もちろん、メルコスールとのEPAにつきましては、農畜産業を始めとしまして国内の生産現場に強い不安を感じる声があることにつきまして、政府全体として重く受け止めてございます。この点、双方のセンシティビティーに配慮しつつ相互に利益となる協定を実現することについて、メルコスール側と累次にわたって確認をしてきてございまして、交渉開始発表の際に公表した文書にもこの旨明記されておりますほか、日・ブラジル首脳会談の際にも高市総理からルーラ大統領に対してしっかりとお伝えをしております。

日本の国益をしっかりと守り抜くという強い決意の下で交渉に臨んでまいりたいと考えてございます。

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